秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」から関西の名店をまとめてご紹介。※GOETHE2020年6・7月号掲載記事を再編
浪速割烹 㐂川|道頓堀の和食。創業55年を越える大阪を代表する粋な割烹料理店
――創業55年を越える大阪を代表する『浪速割烹 㐂川(きがわ)』。初代は浪速割烹を突き詰め大阪の食文化に貢献。後を継いだ上野 修氏は、志摩観光ホテルの高橋忠之氏の下でフレンチの経験も積んでいる。広い視野で文化を継承する名店だ。
見城:ご主人の上野 修さんは二代目で、初代は、“浪速割烹とは”ということを突き詰めて、京都とはまた違う関西の味を残そうと尽力された方なんです。
小山:法善寺横丁ですよね?
見城:そう、石畳の風情ある横丁。佇まいもいいし、店に入った途端「美味しいものを食べさせてくれる店だ」って気持ちが上がるような空気感を湛えている。
秋元:行くようになったきっかけは?
続きはこちら
Naniwa kappou Kigawa
住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-7
TEL:06-6211-3030
営業時間:12:00~14:00(L.O.13:00)/17:00~22:00(L.O.20:30)
休業日:月曜
座席数:カウンター23席、個室(座敷) 2室(大5~8名、小3~4名)
料金:コースは昼¥6,000~、夜¥15,000~
ラ・ターチ|神戸のフレンチ。名店『御影ジュエンヌ』のDNAを継ぐ気鋭
――神戸の名店『御影ジュエンヌ』で父・大川尚宏氏の下、10年の経験を積んだ武士シェフが2016年に開いた。契約農家から届く無農薬野菜や神戸ビーフ、瀬戸内の魚など地元厳選食材を見事に使いこなす技は父親譲りだ。
見城:昨年のゲーテイストで「神戸の衝撃」として紹介した『御影ジュエンヌ』の長男、武士さんのお店。もうひとりの息子さんはお父さんと仕事をしてます。
小山:父親と息子ってうまくいかないことも多いのに、兄弟揃ってお父さんの下で修業を積むって珍しいですよね。
秋元:同じようなタイプの料理なんですか?
見城:うん、そうなんだけど、お父さんの才能が次の世代に確かに受け継がれているのを見るのも嬉しいよね。こういうのもレストランの楽しみだなと、つくづく感じて心が明るくなった。
続きはこちら
La Tachi
住所:兵庫県神戸市中央区加納町3-14-7
TEL:078-940-2077
営業時間:12:00~15:00/18:00~23:00(L.O.21:30)
休業日:日曜
座席数:カウンター8席、テーブル1席(~6名)、個室なし
料金:コースはランチ¥6,500~、ディナー¥13,000
焼鳥 かさ原|神戸の焼鳥屋。東京から訪れる同業者も多い、全国にその名を轟かす名店
――今、食通たちが刮目する美食の街、神戸で存在感を放つ「究極の焼き鳥」。男気溢れる店主の焼きの評判を聞き、東京から訪れる同業者も多数。全国にその名を轟かす焼き鳥には一串入魂とも言うべき匠の技が宿っていた。
中田:見城さんが「神戸は日本のバスク」って仰っていたけれど、ここのお店も素晴らしかった。『かさ原』という焼き鳥店なんですが、県外からもわざわざ来る人が多いみたいです。
秋元:美味しい焼き鳥というのは聞き逃せないな。
中田:神戸出身の店主は見た目がちょっとやんちゃな感じなんですけど(笑)、仕事に対する姿勢がすごくまじめで技術も本当に素晴らしいと思いました。
秋元:いいねぇ。コースで何串くらい出てくるの?
続きはこちら
Yakitori Kasahara
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-25-6 ラ・ドルレイ神戸三宮7F
TEL:078-862-1177
営業時間:18:00~22:30
休業日:不定
座席数:カウンター16席
料金:コースは¥5,000~