GOURMET

2021.03.16

オープン1周年を待たずにミシュランの星を獲得した、赤坂の日本料理店

ビジネスパーソンたるもの、どんな時も頼りになる“必勝レストラン”のアップデートは怠るべからず。「ここ一番」のシーンで勝ちに行くための1軒をご紹介!

赤坂おぎ乃

八寸。季節の情景と旬味を盛りこんだ八寸。鮑の肝あえや鴨と下仁田ネギの治部煮など盛りつけの美しさにも心が弾む。料理はすべて¥24,000のコースの一例。

圧倒的センスと謳われる『赤坂おぎ乃』

若手の日本料理人の台頭が目立つなか、すぐさま予約困難店に。昨年3月にオープンし同年にミシュランの星を獲得した“強運”は『赤坂おぎ乃』店主、荻野聡士氏の料理に向き合う心と弛(たゆ)まぬ努力があってこそ。

荻野聡士氏

店主の荻野聡士氏。高校卒業後に日本料理の道へ。

『京都吉兆 嵐山本店』や『銀座小十』を経て、『銀座 奥田』では料理長に抜擢。15年間の修業で培った技術と知識が発揮された料理は、瑞々しい気品に溢れ、美しい白木のカウンター越しに見る調理姿は清々しい覇気に満ちている。

おぎ乃

1周年を待たずして超予約困難店に。7席のカウンターは食好きの羨望を集めるプラチナシートだ。

食好きが口を揃えて「圧倒的センス」と称賛するのは、実直さと華やかさを両立したバランス感覚にある。先付、椀物、お造りに続いて登場するのは、海や山の旬味とともに季節の風景を盛りこんだ八寸。

おぎ乃

椀物。蟹しんじょと聖護院蕪のみぞれ仕立て。ほっくりとした甘みのなかに木の芽がふんわり香る。

大鉢の上に並べられた器には、それぞれお浸しや治部煮、揚物など四季折々の食材を用いた料理が盛りつけられ、店主の「伝統を重んじ、王道を尊ぶ」心と感性の豊かさを物語る。五感で料理を楽しんでほしいという思いは、カウンター内の炭台で焼き上げる一品にも。燻煙を纏(まと)わせながら焼き上げる旬魚の香ばしさに思わず頰がゆるむ。全身全霊のおもてなしに身を委ね、美食の時を満喫すれば自然と勝機が訪れそうだ。

おぎ乃

柚子釡焼き。身をくり抜いた柚子釡の中には卵と白味噌のソース、鱈の白子やノドグロ、蟹の身、シメジの炭火焼きなどが。

赤坂おぎ乃
住所:東京都港区赤坂6-3-13 
TEL:03-6277-8274 
営業時間:17:30~、20:30~(2部制。一斉スタート)
休業日:日曜、祝日の月曜 
座席数:カウンター7席
料金:コース¥24,000~
※緊急事態宣言中は20:00閉店

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=長谷川 潤

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