カウンター席、それはシェフの神業の数々を眺めながら、 自身もその店の風景のひとつになれる場所。麗しいレストランの、 一部になれたかのような恍惚感に、身を沈める夜もまたいい。
サクサクふわふわ、後味あっさりの極上ピッツァ生地
見城 マンダリン オリエンタル 東京の最上階、イタリアンダイニングの一番奥に忽然とピッツァバーがあるんですよ。大理石のカウンターで雰囲気もいいんだ。
![カウンターの上部に吊り下げられた看板は、アメリカから直輸入のオリジナル。](https://d3fjgs7q7fcudv.cloudfront.net/wp-content/uploads/2020/10/picture_pc_e27d30c4da519212489aa43d17b87868.jpg)
カウンターの上部に吊り下げられた看板は、アメリカから直輸入のオリジナル。
秋元 ありましたっけ?
見城 気がつかないよね。ここのピッツァが、えもいわれぬほど旨いんですよ。サクサク、ふわふわで後味あっさり。イタリア人の総料理長が開発した自慢の生地で、「モノが違うぜ」っていう感じ。生の生地をちょっと食べさせてくれたんだけど、モッチモチで美味しかった。
小山 生のピッツァ生地!?
見城 普通は食べられないらしいけど、48時間熟成したものだからって。日本語も流暢なルカってピッツァ職人が、愛想がよくていい感じなんですよ。
秋元 ピッツァだけなんですか?
見城 前菜もありますよ。トマトと水牛のモッツァレラが旨くて。それにもピッツァ生地を焼いたパンをつけてくれる。
秋元 お薦めは何ですか?
見城 最初に頼むのは、シェフお薦めのピッツィーノ。これは、窯で焼いたフォカッチャサンドウィッチみたいなもの。具はマスカルポーネとオリーブとトリュフオイルと万能ネギ。ホテルのオリジナルで、ローマで食べられるわけじゃないんだって。次にマルゲリータ。季節の限定もあるよ。ルカ君と話してお任せにしている。
小山 ピッツァだけでもOK?
見城 もちろん。ただ、僕はそういうのがなんとなくできなくて。コースっぽくしてもらっている。でね、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを頼む。クラウディ・ベイがピッツァに合うんですよ。
秋元 さすが、白ワイン通。
小山 混んでそうですね。
見城 夜遅めとか時間をずらせば行ける。予約もできるし。
![トマトと熟成バルサミコ](https://d3fjgs7q7fcudv.cloudfront.net/wp-content/uploads/2020/10/picture_mobile_fa273c8a7676d1ad804b03f82ae3604e-1.jpg)
素焼きのピッツァが添えられる、ブラータチーズたくさんのトマトと熟成バルサミコ¥3,900(2名分 ※写真は1名分)
![トリュフの香るマスカルポーネチーズのピッツィーノ。](https://d3fjgs7q7fcudv.cloudfront.net/wp-content/uploads/2020/10/picture_mobile_4535ed4f68f45dc0bc361865070e0f5e.jpg)
トリュフの香るマスカルポーネチーズのピッツィーノ ¥2,500。ピッツァ生地で焼いたパンに具を挟んで窯で焼き、九条ネギをトッピング。
![トマトと水牛のモッツァレラ バジル。](https://d3fjgs7q7fcudv.cloudfront.net/wp-content/uploads/2020/10/picture_mobile_9cfc4e8bc05664a490e19fff0547b69d.jpg)
トマトと水牛のモッツァレラ バジル ¥2,400。イタリア産オーガニック小麦など、5種類の粉をブレンド。総重量の80%の割合で水を含ませたトロトロの生地を48時間かけて熟成発酵させ、軽やかな食感と旨味を実現。
The Pizza Bar on 38th
電話:0120-806-823
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京38F
営業時間:11:30~14:30(土曜・日曜・祝日12:00~)/17:30~22:00
休み:無休
席:カウンター8席、個室なし