カウンター席、それはシェフの神業の数々を眺めながら、 自身もその店の風景のひとつになれる場所。麗しいレストランの、 一部になれたかのような恍惚感に、身を沈める夜もまたいい。
サクサクふわふわ、後味あっさりの極上ピッツァ生地
見城 マンダリン オリエンタル 東京の最上階、イタリアンダイニングの一番奥に忽然とピッツァバーがあるんですよ。大理石のカウンターで雰囲気もいいんだ。
秋元 ありましたっけ?
見城 気がつかないよね。ここのピッツァが、えもいわれぬほど旨いんですよ。サクサク、ふわふわで後味あっさり。イタリア人の総料理長が開発した自慢の生地で、「モノが違うぜ」っていう感じ。生の生地をちょっと食べさせてくれたんだけど、モッチモチで美味しかった。
小山 生のピッツァ生地!?
見城 普通は食べられないらしいけど、48時間熟成したものだからって。日本語も流暢なルカってピッツァ職人が、愛想がよくていい感じなんですよ。
秋元 ピッツァだけなんですか?
見城 前菜もありますよ。トマトと水牛のモッツァレラが旨くて。それにもピッツァ生地を焼いたパンをつけてくれる。
秋元 お薦めは何ですか?
見城 最初に頼むのは、シェフお薦めのピッツィーノ。これは、窯で焼いたフォカッチャサンドウィッチみたいなもの。具はマスカルポーネとオリーブとトリュフオイルと万能ネギ。ホテルのオリジナルで、ローマで食べられるわけじゃないんだって。次にマルゲリータ。季節の限定もあるよ。ルカ君と話してお任せにしている。
小山 ピッツァだけでもOK?
見城 もちろん。ただ、僕はそういうのがなんとなくできなくて。コースっぽくしてもらっている。でね、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを頼む。クラウディ・ベイがピッツァに合うんですよ。
秋元 さすが、白ワイン通。
小山 混んでそうですね。
見城 夜遅めとか時間をずらせば行ける。予約もできるし。
The Pizza Bar on 38th
電話:0120-806-823
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京38F
営業時間:11:30~14:30(土曜・日曜・祝日12:00~)/17:30~22:00
休み:無休
席:カウンター8席、個室なし