連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第76回は、ロレックス「コスモグラフ デイトナ Ref.6239」を取り上げる。

「Ref.6239」で唯一赤い「DAYTONA」表記が入るレアモデル
ロレックス「コスモグラフ デイトナ」の手巻きモデルの最初期に作られた「Ref.6239」は、製造期間が1963年から1971年と長かったため、さまざまなディテールの変遷がある。
なかでも1963年に製造された“ル・マン”が有名だが、それ以外にもレアモデルが存在する。
今回紹介するのは、1967年から1971年の期間に極少数だけ製造された通称“チェリー”だ。
“チェリー”は、6時位置のインダイヤルの上に表示された「DAYTONA」の表記が赤でプリントされていることに由来する。
ちなみに「Ref.6239」で「DAYTONA」の表記が赤で記されているのはこの“チェリー”だけ。これひとつの違いで雰囲気がかなり変わる。
ヴィンテージロレックスのなかでも滅多に出てこないモデルなので、ぜひ店頭で手に取ってみてほしい。
問い合わせ
リベルタス TEL:06-6643-9455