“欲深い”人ほど、能動的かつ積極的に行動するので毎日が充実している。つまり欲望の数だけ人生は色濃くなるのだ。時計とは人生を彩るもの。だからこそ欲望を満たしてくれる、刺激的で美しい時計が必要なのだ。こだわりの黒編。【特集 欲望をブーストする高級腕時計】
使いこなせば一流「こだわりの黒」
黒い時計のトレンドも一巡し、すっかり定番となった。黒は強さの象徴であり、美しさを表現する色でもある。定番だからこそ、上手に使いこなせば、こだわりを表現できるだろう。
例えばG-SHOCKの黒は精悍さとタフさの象徴であり、対極的にフランク ミュラーはグロッシーな黒で高級感を引きだした。そしてベル&ロスは、メリハリのある黒の輝きという表現力を楽しむ時計だ。
黒は無彩色なので、バリエーションは少ない。だからこそ素材や質感にこだわるという、高度な楽しみ方があるのだ。
1.カシオ|G-SHOCK MRG-B2100B-1AJR
次世代マスターピース「2100」の最高峰モデル。機能を絞りこみ、ダイヤル上には時刻表示とインジケーターのみ。多パーツ構成で細部まで徹底的にパーツを磨き、DLC処理でブラック化。精悍さが魅力の大人のG-SHOCKだ。
2.フランク ミュラー|グランド カーベックス ピアノ クロノグラフ
エナメル塗料を20回も塗り重ね、印象的な深い艶のあるピアノブラックダイヤルを製作。インデックスなどは必要最低限に抑えた。ケースの曲線に合わせて大きく湾曲させたデザインがダイヤルを広く見せ、美しいフォルムと立体感を引きだしている。
3.ベル&ロス|BR-05 BLACK CERAMIC
航空の世界にルーツを持つ新進気鋭の腕時計ブランド、ベル&ロス。このモデルはケースからブレスレットまでを、フルブラックセラミックで表現。ヘアラインとポリッシュの仕上げ分けによって生まれた、美しい黒の高級感が漂う。
この記事はGOETHE 2025年1月号「特集:欲望をブーストする高級腕時計」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら