2023年は、近年まれにみるラグジュアリーウォッチの当たり年。本特集ではその中でも特に、“美しい時計”を厳選。今回は、ピアジェを紹介する。【特集 美しい時計】
薄型を極めたことで生まれる美しさがある
美しい時計の条件として、薄さをあげる場合もある。薄いケースには繊細な雰囲気があるし、ムーブメントが薄ければケースの装飾やジェムセッティング、ダイヤル素材に凝っても必要以上にボリューム感が生まれない。そのためドレスウォッチを得意とするブランドは、こぞって薄型ウォッチを目指す。
その筆頭がピアジェだ。同社は美しい時計を追求し薄型ムーブメントを開発する。それはドレスウォッチにとどまらず、ラグジュアリースポーツウォッチにも波及する。しかも、薄いムーブメントの地板やブリッジをスケルトンにする技術は、設計、パーツ加工、仕上げ、組み立てなどあらゆる部門で高いレベルを求められる。
ピアジェの美しさとは、技術に裏打ちされた美しさなのだ。
ピアジェ ポロ スケルトン
極薄のスケルトンムーブメントを搭載した、技巧派のラグジュアリースポーツウォッチ。ケース厚はわずか6.5㎜なので、シャツの袖口にもすっとなじむ。ブルー×ピンクゴールドの色合わせも色気があって美しい。
▶︎ Micro Rotor
どれだけ薄型であっても、実用性も手を抜かない。動力ゼンマイを巻き上げるローターは、ムーブメントに埋めこむように設計した。
▶︎ Hair Line
ベゼルのヘアラインは横線にしている。実は通常モデルのダイヤルにはゴドロン(横縞)仕上げが入っているため、それに合わせた仕上げになっているのだ。
▶︎ Movement
自社製ムーブメントCal.1200S1の厚さは2.4㎜。肉抜きされたブリッジには、サンレイ仕上げを施している。
ピアジェ ポロ クロノグラフ
しっかりと巻き上げるセンターローター式のムーブメントCal.1160Pを搭載。押し感に優れたコラムホイール式だが、厚みは5.72㎜。ツーカウンター式のクロノグラフのレトロ感も美しい。
ピアジェ ポロ パーペチュアルカレンダー ウルトラシン
永久カレンダームーブメントCal.1255Pは、4㎜厚という極薄設計。ケース厚はたったの8.65㎜しかない。また、グリーンのアリゲーターストラップも付属する。
問い合わせ
ピアジェ コンタクトセンター TEL:0120-73-1874