仕事に邁進するビジネスパーソンが、ふと閃きを得られる場所に毎月ホラン千秋が突撃取材! 話題のスポットを紹介する本連載「ホラン千秋の閃き空間」の番外編。2022年10月、世界6人のうちの一人として、時計ブランドZENITH(ゼニス)が選ぶ、夢に向かう女性達が目指す星となる“DREAMHERS(ドリームハーズ)”および、フレンド・オブ・ブランドに就任したことを記念して、さらに深掘り取材すると、その見据える未来が垣間見えた。
ゼニスのグローバル フレンド オブ ブランド & DREAMHERSに就任
以前の記事でもお伝えしましたが、実は私、スイスの時計ブランド、ゼニスのブランドフレンズおよびドリームハーズに就任しました!
ドリームハーズは、ゼニスが掲げる「TIME TO REACH YOUR STAR」(最も高い、あなたの星をつかむために)というブランドフィロソフィーのもと、挫折や葛藤を超えて夢に向かい努力し続ける女性を応援するプロジェクト。そんなドリームハーズに選んでいただくなんて、「本当に私でいいのでしょう?」と聞きたいぐらい。光栄なことで、すごくうれしかったです。
今回そのお披露目もかねて、先日シンガポールで行われた「MEET THE DREAMHERS」のイベントにも参加してきました。シンガポールに集まったのは、フランス、エストニア、スペインなど世界各国で選出された、私を含め6人のドリームハーズたち。
モータースポーツという男性優位の世界で活躍するラリードライバーや世界的なバイオリニストや起業家でもある女優など、そのバックグラウンドも職業もさまざま。皆さんとたくさんお話もしたのですが、それぞれ自分のキャリアと人生に本当に誇りを持っていて、もう瞳がキラキラ輝いていたんですよね。逆境のなかでも努力を重ねて、自分の思いを形にしているその姿が本当にかっこよくて、とても刺激になりました。
また、今回ドリームハーズに選んでいただいたことで、改めて時計ブランドとしてのゼニスの歴史やコンセプトを知ることができました。世界で初めて自動巻きのクロノグラフを開発したり、時計ブランドで初めて「メンズ」「レディス」というカテゴリーをなくしたりするなど、固定概念にとらわれずに前へと進む企業の考え方にも共感しています。
ゼニスのロゴマークが星なのは、創業者がある日無数の星の中にきらめく一番星を見て、自分の時計もそんな輝く存在になろうと決意したことからだそう。
私にとって輝いている女性とは、芯を持ち続けながらも、柔軟に変化していくことができる人。ここだけは譲れないという信念を持つことはもちろん大事ですが、時代やその価値観、それに自分自身だって気づかないうちにどんどん変化していくものですよね。大事にする部分は忘れずに、でも頑なになりすぎず柔軟に生きて行けたらと。例えば仕事でも時代に応じていろんなことに挑戦して行ける、そんな人になりたいなと思っています。
ドリームハーズのイベントのように、いろいろな方と触れ合うことができると、世界にはいろんな価値観があって、自分はまだまだ小さい存在なのだなということを改めて実感しました。そうすると、日本に帰ってきた時に、また頑張ろうという気持ちが自然と湧きたってきます。
これからは、英語を使う仕事で世界に飛び出していける機会があれば、勇気を持って掴み取りたいとも考えています。ゼニスというグローバルブランドの代表ともいえるブランドフレンズになったことで、よりその思いが強くなりました。
もちろん英語のレベルもまだまだ。でも苦手であってもあえて挑戦することで、乗り越えた時の達成感は大きいもの。自分の人生の舵を取るのは自分しかいないと思っているので、まわりの言葉に左右され過ぎず、その時その時の直感を信じて、歩みを進めていこうと思っています。
今は仕事でひとつひとつステップを上がっていくことが楽しいと思いながら、責任や新たな試練が生まれる恐怖も感じます。セーフティーゾーンにいたほうが、自分のペースを崩されずにやりたいことに集中できるかもしれない、そう思うことも確かにありますが、それだとやっぱりいつかは天井にぶつかるだけ。そんな時に逃げずに、天井を突き抜けるだけの勇気と大胆さを持てる自分でありたいですね。
そして腕につけたゼニスの時計が自分のラッキーチャームになって、どんな時も背中を押してくれるような気がしています。
Chiaki Horan
1988年東京都生まれ。趣味は韓国ドラマ鑑賞。『Nスタ』(TBS系、毎週月曜~金曜15:49~19:00 ※地域により異なる)にてキャスターを務めている。