時計生産の本場、スイスに勝るとも劣らないモノづくり。誉れ高き日本の時計を腕に纏い、今再び、国産の底力を見つめ直す。今回紹介するのは、シチズンの「ザ・シチズン AQ6110-10L」。
前例のないチャレンジが常識を覆す
市民のための時計をモットーとするシチズンだが、つくる時計はチャレンジングなものばかりだ。
同社の基幹技術であるエコ・ドライブは、廃棄電池が大幅に削減されるため、時計業界では初となるエコマーク認証を受けた。これは昨今のSDGsの先駆けといえよう。またチタン素材の研究にも力を入れ、高硬度のスーパーチタニウムを独自開発。この素材は、時計ケースに使用するだけでなく民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月着陸船の脚部パーツにも採用されている。さらに電波やGPSといった外部技術に頼らずに、年差±1秒の超高精度クオーツムーブメントの開発にも成功している。いずれも前例のないチャレンジだが、それをさらりとやってのけるのがシチズンというブランドなのである。
「ザ・シチズン AQ6110-10L」は、そういったシチズンの尖ったテクノロジーを集約した美しいドレスウォッチ。ダイヤル素材には藍染めした土佐和紙を使用して、日本らしい美意識も表現する。この表情豊かなダイヤルも、わずかな光でも発電できるソーラーセルと省エネICを開発したからこそ、実現した。涼しい顔だがその実、超個性的な時計なのである。
問い合わせ
シチズンお客様時計相談室 TEL:0120-78-4807