スイスの腕時計ブランド・ジャガー・ルクルトが、日本の浮世絵師である葛飾北斎にオマージュを捧げる「レベルソ・トリビュート・エナメル」の3作目を発表した。
スイスの高級腕時計ブランドと日本のアート作品の共鳴
アジアの芸術に捧げるオマージュとして、ジャガー・ルクルトは19世紀の日本の浮世絵師である葛飾北斎の作品に敬意を表し、タイムピース3部作「レベルソ・トリビュート・エナメル」を発表してきた。2018年に葛飾北斎を代表する作品である「神奈川沖浪裏」を、2021年には「下野黒髪山きりふりの滝」をデザインに取り入れた腕時計を発売。そんなシリーズの3作目となる最新モデルがついに登場した。
今回、ジャガー・ルクルトが発表した「レベルソ・トリビュート・エナメル - 葛飾北斎『木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧』」は、葛飾北斎が70代の頃に制作した8枚組の木版画『諸国瀧廻り』の中で、最も有名な作品「木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」を、ケースの裏側に手作業のエナメル細密画で複製した新しいタイムピースだ。
オリジナルの10分の1のサイズよりも小さいわずか3㎠の面に、細かい部分まで忠実に再現するため、構図のあらゆるディテールを縮小化して模倣。北斎の作品の特徴である鮮やかな青と黄色を再現しつつ、紙に刷ったオリジナル作品に見られる微妙なニュアンスと、徐々に変化する色の独特なぼかし効果を特殊な技巧で再現した。
また、ファセット加工が施された植字インデックスとドーフィン針を配したシンプルなダイヤルは、ギョーシェ彫りのひし形パターンと濃いグリーンの半透明なグラン・フー・エナメルが施されており、ケース裏面の細密画をより魅力的に引き立てる。世界10本限定で生産される貴重なモデルは、日本から販売が開始される。
さらに現在、伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージで、2022年7月6日(水)から7月12日(火)までの期間限定ポップアップショップ「レベルソ ストーリー since 1931」の開催が予定されている。レベルソのアーカイブが展示されるほか、日本で唯一の手彫りエングレーバー(2022年7月6〜7月9日実施)と、ジャガー・ルクルト専任のウォッチ・メーカーによるムーブメントの分解と組み立て(2022年7月6〜7月12日実施)を実際に見ることができる。
「レベルソ・トリビュート・エナメル - 葛飾北斎『木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧』」を、海外に先駆けて購入できる貴重なチャンスでもあるので、美術館にアート作品を鑑賞に行く感覚で気軽に立ち寄りたい。
問い合わせ
ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1833