シチズン時計の「カンパノラ」が、会津漆の⽂字板を合わせた2つの新型モデル「カンパノラ グローバルアート コレクション」を発表。ブランド初となるフライングトゥールビヨンを搭載した薄型機械式ムーブメントのモデルだ。
腕上に広がる「宙空の美」を漆塗りで表現
2012年に、機械式時計開発⼒のさらなる向上を⽬指し、スイス ラ・ジュー・ペレ社を傘下に迎えたシチズンウオッチグループ。以来、⽇本とスイスの両国から腕時計の設計やデザイン、製造に携わる技術者たちが手を取り合い、カンパノラのデザインコンセプトである「宙空の美」の実現を追求してきた。
2022年6月に発売されたファーストコレクション「天」と「地」は、そんなカンパノラが求めてきた、腕時計に無限の宇宙を閉じ込める「宙空の美」と呼ぶに相応しい、アート作品のような最新モデルだ。
今回、ラ・ジュー・ペレ社の⾼度な設計製造技術によって搭載された、まるでキャリッジが宙に浮いているように⾒えるフライングトゥールビヨン。K18 ホワイトゴールドケースに、3.07mmという極薄ムーブメントを採用することで、ケース厚10mmの薄型設計を実現。裏蓋からは、⼿作業で施されたヘアラインやダイヤカットを見ることができる。
また、会津漆の伝統⼯芸⼠である儀同哲夫⽒による漆塗りの⽂字板も、今回のコレクションの魅力のひとつ。新型モデル「天」は、螺鈿(らでん)で⼤⼩の星々を描き、さらにプラチナ粉をまいてから⻘の透き漆を重ねることで、炎のように舞う星雲を表現。一方、「地」には、乾漆粉(かんしつふん)で荒らした⿊の⽣地に⾦をまくことで、⼤地のような荒々しい肌感を再現している。
スイスの腕時計職人が脈々と受け継いできた技術と、日本の歴史ある伝統工芸が見事な融合を果たした「カンパノラ グローバルアート コレクション」。そこには2つの国の時計づくりに対する美学が、真の機能美を生み出している。
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