2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選! 連載第113回は、ブルガリの「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」を取り上げる。【連載 意欲的新作ウォッチ】
薄型時計の世界記録を保持するミニッツリピーターの最新作
2022年はブルガリのメンズウォッチ「オクト」の生誕10周年を記念する節目の年で、ユニークな新作が目白押しだ。ここで紹介する「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」もそのひとつに数えられる。
2014年から展開が始まった超薄型時計「オクト フィニッシモ」は、直近ではケース厚1.8mmの「オクト フィニッシモ ウルトラ」を発表し、この8年間で腕時計の最薄記録を8度も更新するという偉業を達成した。
チャイムウォッチの領域に足を踏み入れたのは、デビューから2年後の2016年に発表した「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」からである。厚さ3.12mmの手巻きムーブメントBVL362の開発によって、ケース厚6.61mmと、これまでの時計製造の常識では考えられなかった極薄のミニッツリピーターを手掛け、この分野における最薄記録を樹立した。
最新作では、超軽量の八角形のチタン製ケースに、同じくチタンを用いたオープンワークのインデックス、6時位置にスモールセコンドを配置したダイヤルを披露。
モダンな質感にこだわり、チタンケースにはサンブラスト仕上げ、マットなブルーダイヤル、同系色のラバーストラップにはテクスチャー加工を施した。これによって、普段使いに適したカジュアルな雰囲気が生まれている。
数々の最薄記録を更新しながら最先端のウォッチメイキングを突き進む「オクト フィニッシモ」。その実力を証明する異次元のミニッツリピーターは、ブルガリ屈指のハイエンドウォッチとして、オートオルロジュリーの世界にその名を刻んでいる。
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