艶やかな見た目とその採掘量の少なさから、高い希少性と信用を持つゴールド。現代人の心を鼓舞する金無垢の美しい輝き。今を生き抜く勝者の腕元にこそ、金の勝負時計がふさわしい。
アドレナリン全開!
有史以来“ゴールド”は、高貴な金属として扱われてきた。すべての金属のなかで化学的に最も安定しているため、いつまでも変わることのない美しい光沢に古代の人々は神秘を感じたのであろう。ツタンカーメンのマスクをはじめ、古代文明には金の遺物が数多い。そして現代においてもゴールドは絶対的な価値を持ち、通貨や装飾品、そして時計のケースに使われている。
純金は展延性に富み、加工が容易。それゆえ時計のケースには軟らかすぎるため、他の金属との合金とすることで適度な硬さを得た18金が多用される。混ぜる金属の種類で色味は変わり、銅の含有量が多くて赤みが強く華やかなPG(ピンクゴールド)やRG(ローズゴールド)が、長く時計界のトレンド。
かつて古代人が神秘を感じた金の美しい光沢は、現代人の心も鼓舞する。パワフルに今を生き抜く勝者の腕には、ゴールドが映えるのだ。
ロジェ・デュブイ/アバンギャルドに複雑時計の常識を打ち破る
エクスカリバー
ダブル フライング
トゥールビヨン イーオンゴールド
巨大な星を従え回るふたつのトゥールビヨンによる調速は、ディファレンシャルギアで統合・平均化され、より高精度を得る仕組み。重厚なケースに対し、スケルトンのダイヤルはいかにも軽快。ゴールドに包まれた大胆な複雑時計は、身につける人を堂々たる印象に演出する。
ジャガー・ルクルト/気高きゴールドの外装に、月の神秘を閉じこめる
マスター・ウルトラスリム・ムーン
ベゼルと裏蓋の外縁を絞り、薄さを際立たせたケースがドレッシー。淡いベージュのダイヤルは、温和な印象で、気品あるクラシック時計には、ゴールドがよく似合う。満天の星を背景に金色の月が満ち欠けするムーンフェイズの造作も見事。秒針の鮮やかなブルーが色香を添える。
A.ランゲ&ゾーネ/甘い色味のゴールドに潜む艶やかな表情
ツァイトヴェルク・ハニーゴールド
“ルーメン”
ふたつの窓の数字で時刻を示す機械式デジタル時計が、半透明のブラックダイヤルを装った。透かし見せるディスクの数字には蓄光顔料が施され、夜にはダイヤルから光る数字が浮かび上がる。昼と夜で印象をガラリと変える二面性で、特殊な機構の魅力はより高まった。