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2026.02.21

外資系金融ママ・河村真木子、「子どもにお金の話をしない」「お金の話は下品」という意識に反対

外資系金融機関でキャリアを磨き、現在は国内外で総会員数2.7万人超え、“最先端の情報が集まる”と人気のオンラインコミュニティを主宰する河村真木子さん。新著『外資系金融ママがわが子へ伝えたい 人生とお金の本質』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋。1回目

河村真木子「子どもにお金の話をするなんてよくない」「お金の話は下品」という意識に反対です
Unsplash / Alexander Mils ※写真はイメージ

「お金は貯めるもの」という感覚・考え方をリセットする

「子どもにお金の話をするなんてよくない」
「お金の話は下品」

こういう意識がまだまだ根強いと思いますし、多数派かもしれませんが、私はストレートに「反対!」です。

「お金よりももっと大事なものがある」
「頑張っていれば、自然にお金がついてくる」

子どもにこういうふわふわしたことを言い、「お金の教育は二の次」という習慣はやめたほうがいいと心の底から思っています。

なぜなら、お金は生きていくうえで欠かせないインフラだからです。

言ってみれば、水道、ガス、電気と同じようなものです。

現実として、お金と無縁で生きていける人は「地球上にゼロ」とまでは言いませんが、限りなくゼロに近い。

そこから目を逸らすのは、おかしなことだと私は思っています。

たとえば、「お金は火と同じだ」とイメージするといいかもしれません。

たしかに火は、使い方を間違えれば火傷をするし、命にも関わります。

だからといって、「キッチン立ち入り禁止令」を出したまま育てたら、その子はどうなるでしょう?

料理ができないだけではなく、人類が進化の過程で得た「加熱」という貴重な知恵をなくした大人になってしまうと思います。

動物と人間の境目はいろいろありますが、「約200万年前に火を使ったことが、人間が知性をもった始まり」とハーバード大学の生物人類学者、リチャード・ランガムは言っています。

私は「火は危ない」と子どもに使わせないのではなく、火の危険性と可能性を教えたい。

「火は危ないので、注意して使わないといけない」
「でも、火があると卵焼きもパンケーキも作れるよ」

お金もそれと同じ。取扱いには注意が必要だけれども、可能性を高め、選択肢を広げるツールであり、「最高に人間らしい道具」でもあるのです。

だから子どもとどんどんお金の話をしたほうがいいし、親自身も学ぶほうがいいと思っています。

「稼ぐ」「増やす」「使う」の3点セット

お金の話をするとき、まずはっきりさせたいのは、「お金とはどういうものか?」という根本的な感覚・考え方です。

日本の場合、「お金とは貯めるもの」という感覚・考え方が、絶対に取れないシミみたいにこびりついています。

いや、シミというよりも地肌に合っていないファンデーションを、びっちり塗りつぶしていると言っていいでしょう。そんな土台にいくら綺麗なメイクをしても、仕上がりは期待できません。

「お金の感覚や考え方」をリセットしないと、自分の人生という顔はいい感じにならないのです。

○「お金は貯めるもの」
×「お金は増やして使うもの」

まず、ここからリセットしなければいけません。

もちろんスタート地点で「貯める時期」がある程度は必要ですが、それはあくまでスタート地点に立つだけ。貯めるだけではお金は大きく増えませんし、増やしても使 わなければ、お金を持つ意味がありません。

1.稼ぐ
2.増やす
3.使う

この3点セットがそろい、それぞれがどういうことかを理解してはじめて、「お金の感覚・考え方」が完結します。

それなのに私が見るところ、お金の「増やし方」をわかっていない人が、日本にはめちゃめちゃ多い!

さらにお金の「使い方」をわかっていない人も、驚くほど多いのです。

河村真木子/Makiko Kawamura
1976年奈良県生まれ。父の転勤に伴い、10歳~15歳をシンガポールで過ごし、'92年に帰国。大阪府の公立高校に入学したものの、'94年、単身でアメリカに渡り、ロサンゼルスのLe Lycee Francaise de Los Angels高校に編入。'96年同校卒業後、関西学院大学に入学するも自主退学し、再び渡米。コミュニティカレッジを経てUCバークレーに編入し、2000年に卒業。外資金融機関などでキャリアを積んだ後、2021年、オンライン事業Holland Village Members' Clubを設立。著書に『外資系金融ママがわが子へ伝えたい 人生とお金の本質』『超フレキシブル人生論 ”当たり前“を手放せば人生はもっと豊かになる』他。現在は、会員制Holland Village Private Caféの運営も手がける。

TEXT=河村真木子

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