仕事に邁進するビジネスパーソンが、ふと閃きを得られる場所に毎月ホラン千秋が突撃取材! 話題のスポットを紹介する本連載「ホラン千秋の閃き空間」。今回は、江戸前鮨の「寺子屋 すし匠」へ。

匠の技に酔いしれる、握りと季節の一品料理を
美味しいものには本当に目がないのですが、ずっと変わらずに大好きなものといえばやっぱりお鮨。実は昔、お鮨屋さんでお茶出しのアルバイトをしていたこともあって、あの頃は女将さんとお話をしたり、まかないが出たりするのが楽しみでした。好きなネタを聞かれると悩みますが、金目鯛と煮穴子はとくにテンションが上がります。アルバイトをしていたお店のかんぴょう巻きは優しい甘辛で、思い出の味ですね。
今回、初めてお邪魔した『寺子屋 すし匠』さんは入口にウェイティングバーがあって、開放感のある造りがとても素敵だなと思いました。お鮨は頑張った自分へのご褒美というイメージがあるので、特別感のある空間は幸せな気分がいっそう高まります。

美味しいものに詳しい(長嶋)一茂さんに「すし匠のおはぎはすごい」と聞いていたのですが、大将が握ってくださったのをいただいたら感動のあまり、つい声が出てしまいました(笑)。鮪の甘みやたくあんの上品な塩気、酢飯が一体となって口の中であっという間に消えてしまうんです。美味しいものは儚いのだとしみじみ。
大将の杣木辰茂さんは、江戸前の仕事と真摯に向き合われていて、実直なお人柄が伝わってくる方。師匠の『すし匠』中澤圭二さんが、杣木さんの後輩を育てる能力の高さを見て『寺子屋』と名づけたと聞きました。
お鮨の職人さんにはいろいろな方がいると思いますが、私のなかではマルチタスクの達人というイメージがあります。瞬時に状況を判断しながら、緻密に計算をされていて、時にはお客さんと会話をして場をなごませることも。目の前のことだけではなく、すべてに目と気を配られる職人さんは本当にすごいです。
旬の味わいや季節の訪れを体感できるお鮨屋さんはやはり格別。こちらは遅い時間の予約でも2025年7月まで満席と聞いてびっくりしました。運よく予約できた方は、幸運の先の至福の連続に期待しちゃってください!

寺子屋 すし匠/Terakoya Sushisho
住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 1F
TEL:03-6450-1023
営業時間:18:00〜/21:00(土曜は17:00〜、20:00〜)ともに二部制
定休日:日曜・祝日
料金:¥40,000〜
ホラン千秋/Chiaki Horan
1988年東京都生まれ。趣味は韓国ドラマ鑑賞。2025年3月で8年間務めてきたキャスターを卒業。現在『THE世代感』、『出川一茂ホラン☆フシギの会』(ともにテレビ朝日系列)などでMCを務めている。
ホラン千秋さん着用衣装:ドレス¥199,100(MSGM/アオイ TEL:03-3239-0341) チェーンリング(左人差し指)¥62,700、パールリング(左中指)¥121,000、フィンガーリング(右手)¥91,300、イヤーカフ(左上)¥75,900、イヤーカフ(左下)¥84,700、イヤーカフ(右上)¥63,800、イヤーカフ(右下)¥138,600(すべてヒロタカ/ヒロタカ 表参道ヒルズ TEL:03-3478-1830)