ハワイで、夢を抱き、働く女性たちへのインタビュー連載第3回は、モデルとして活躍する傍ら、父が共同経営するレストランにも携わっている二刀流のノヘア・ショウゼンさんをインタビュー。ハワイに大型レストランを開くという目標に向け、現在“ビジネス”を勉強中というノヘアさんの熱い想いを聞いた。【In The Office in Hawaii③】
「ザ・ププ・ハウス」で働くショウゼン・ノヘア
バーカウンターの上には茅葺屋根が設けられ、壁にはサーフボード、天井からはガラス玉が吊り下がり……と、ノスタルジック・ハワイを感じさせる人気レストラン「ザ・ププ・ハウス」。この店で、明るい笑顔で迎えてくれるのが、モデルやタレントとしても活躍するノヘア・ショウゼンさんだ。
アメリカ・ワシントン州、シアトル生まれのノヘアさんだが、4歳から12歳までは日本で過ごし、その後ハワイへ移住。高校卒業後、ワシントンDCの大学に進学し、現地でテクノロジー系企業に就職したものの、コロナ禍を機に、実家のあるハワイに戻った。
「ハワイでも、一度はテクノロジー系の企業に就職しましたが、父から店を手伝ってほしいと頼まれ、退職。今は、父が共同経営する『ザ・ププ・ハウス』や隣接するピザ・ショップ、2階にあるバーに携わり、ビジネスを学んでいるところです」
ワイキキに大型レストランを開きたい
「ザ・ププ・ハウス」は、「アンクル・ボーズ・ハレイワ」「アンクル・ボーズ・ププバー&グリル」「ヤヤス・チョップハウス&シーフード」といった人気レストランの姉妹店。ノヘアさんの父は、シェフのボーズ氏と共にそれらの飲食店を切り盛りする共同経営者だ。
「父の夢は、ワイキキに大型店を出すこと。いっしょにそれを成し遂げるのが、私の目標のひとつ。『ザ・ププ・ハウス』のシグネーチャー・メニュー、『チキンウィングス』はもともとパイナップルBBQ味だけだったんですが、ホットハニーソースを考案するなど、メニュー開発もさせてもらっています。
このホットハニーソース、ハワイ産の蜂蜜とハワイアン・ペッパーを使っているんですよ。ハワイの食品は、90%が輸入品。だからこそ、ハワイ産にこだわりたいんです。私も、“ビー・キーパー”として蜂蜜を生産しています」
経営にメニュー開発、そして、蜂蜜の生産まで。目標実現に向け、ノヘアさんは今日も邁進している。
ノヘアへのQ&A
Q1 趣味は何ですか?
――サーフィン。よく行くのは、アラモアナビーチパークに近いケワロース。すごくいい波が立つ、ロコの間では有名なサ-フスポットなんですよ。ただ、鮫が出るんです。ケワロースって、ハワイ語で「鮫が集まる場所」という意味があるくらいなので。ちょっと怖いけれど、それでもあの波の魅力には勝てません。
Q2 日頃よく利用するスーパーマーケットは?
――アラモアナショッピングセンター内にある「フードランド・ファーマーズ」。チャイナタウンも、野菜が新鮮な上に安いのでよく行きます。いろんなお店が集まっていて、楽しいですよ。
Q3 新しく挑戦したことはありますか?
――実は今、2024年度の「ミス・ハワイ」にエントリーしています。選考基準はいろいろありますが、スタイルも問われるので、大好きなスイーツももうしばらくガマン。決勝戦(2024年4月19日)が終わったら、思う存分食べます(笑)。 (※編集部註:決勝戦の結果、準優勝に輝く!)