これまで幾度となく『GOETHE(ゲーテ)』に登場し、抜群の存在感と個性で彩ってくれた三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの7人。各メンバーのインタビューをまとめて振り返る。今市隆二編。※GOETHE2014年7月号〜2023年1月号掲載記事を再編。
精力的な活動の源にある想いと夢中になった趣味とは|GOETHE2023年1月号掲載
「コロナ禍が少しずつ落ち着き、ライヴが開催できるようになっても、ファンは遠出しにくい状況が続いていた。『遠いから、行きたくても行けない』という声が聞こえてきて。全国からファンの皆さんが集まってくれるドームツアーは重要だけど、今は自分から全国のファンに音楽と感謝を届けに行きたいなと。デビュー当時の気持ちに立ち返り、北海道から沖縄まで全国各地のホールを、可能な限り多く回っています」
数万人を収容するスタジアムとは異なり、地方都市のホールは「距離が近い」。その近さが今市にリアルな刺激を与えた。
「ステージの上からファンの表情がはっきりと見える。目をキラキラと輝かせたり、感動して泣いてくれたり。感情がダイレクトに伝わってくる。その感情を受け止め、僕も気持ちをさらけ出したい。ライヴでは初めてQ&Aコーナーを設けています。ファンに質問してもらい、コミュニケーションを取りました」
ライヴは3日に1回という超ハイペース。「体力的にキツイっすよ」と苦笑いするが、それ以上の幸せを感じているという。
「コロナが収まってきたと思ったら、ロシアとウクライナが戦争を始めてしまった。世界が不安定な情勢のなかで、ごく普通に人と会えることは、なんて幸せなことなのかって。日常の大切さを改めて実感しています」 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら
デビュー11周年。今市隆二の挑戦の歴史と未来への挑戦|GOETHE2021年12月号掲載
インタビュー当日は、今市隆二の誕生日だった。35歳、世間では“節目の年”といわれる年齢だろう。祝意とともにそう水を向けると「正直、その感覚はまったくないんですよ」と答える。
「30歳になる時はそういうことも考えました。より責任を持って仕事をやっていこう、って。そこから5年たったというだけで、あんまり変わらないですね。四捨五入してしまえばアラフォーだけど、そこも全然気にならない。『35歳なんだな〜』くらいの感じで、心は少年のままですね(笑)。ただ、いろんな先輩方に『35歳から体力的に落ちてくるよ』と言われているので、それが徐々に来るのかな?と思っています。まだ全然そんなことないんですけどね」
2020年春、登坂とともに行ったLDH PERFECT YEAR 2020 SPECIAL SHOWCASE RYUJI IMAICHI/HIROOMI TOSAKAのファイナルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止せざるを得なかった。だがその後もクリエイティブの手を止めることなく、2021年7月には3枚目のオリジナルソロアルバム『CHAOS CITY』をリリース。エンタテインメント業界全体がどんどん苦しくなっていた状況を、ひとりのアーティストとしてどう受け止めていたのだろうか。
「生きていくためにいろんなことを想像して試さないといけない状況でしたよね。でも、医療従事者の方をはじめ、大変な人がたくさんいて、心がすごく疲れている人も増えていて、そんななかで自分がやれることはベストを尽くしてやりたいと思いました。アーティストだからこそできることをやろう、と。同時に、明確な目的や期限があってつくるのではない、シンプルに自分がその時に感じている音楽をつくることができた期間でもあって、その自由さや新鮮さは感じました」 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら
今市隆二と共に楽曲を生みだしてきた相棒|GOETHE2021年9月号掲載
三代目J SOUL BROTHERSのボーカリストとしてデビューして2年後の2012年、自宅での制作環境を整えるべく今市隆二さんは、パソコンや音楽制作ソフトとともにDUORESTの「DR-7501SP」を購入。その日から9年、グループはミリオンセラーを生みだし、この夏、ソロとしても通算3枚目のオリジナルアルバムをリリースする。今市さんを取り囲む環境は変化し続け、自宅の録音機器も次々とアップデートされていくなかで、この椅子だけは変わることなく、常に今市さんの側で制作を見守り続けてきたという。
「愛着があるんでしょうね。セッションしている間は、10時間以上、この椅子に座って作業をする日もありますが、座ると仕事モードになるというよりは、リラックスできる椅子です。僕は仕事だと思って音楽をつくるのでなく、リラックスしてつくりたいと思っているので、まさに適した椅子だと思います」
コロナの影響で、ライヴが延期となり、必然的に自宅の作業部屋で過ごす時間が長くなった。その際に、この椅子に座って制作された楽曲が、7月にリリースされたソロアルバム『CHAOS CITY』に収録されている。 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら
今市隆二の肉体論|GOETHE2020年4月号掲載
好きな食べ物は、焼き肉、ラーメン、寿司……。
「思い切り食べたいですね(笑)。そんな自分を解放するのは年2、3回かな。ツアーファイナルが終わった時とか『今日だけ!』と思って食べちゃいます」
三代目のメンバー7人のなかで一番食べると自負する今市にとって、体型維持は大きな課題だ。数値的には体重62kg、体脂肪率8%が理想だと話す。
「10%を超えると鏡で見ればわかる。そしたら食べるのを節制してトレーニングをします。脱ぐことも多いですから、そこは気をつけてますね」 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら
デビューしてから10年分の想い|GOETHE2020年4月号掲載
以前の自分と比べ、「だいぶ削ぎ落とされた」と今市隆二は語る。
「肉体的に絞られて痩せたという部分もあると思うんですけど、もっと内面的な意味でもシンプルになって、削ぎ落とされてきた気がします。迷ったり、悩んだりすることが少なくなりました。でも一方で視界はどんどん広がっている。数年前までは自分のことをシンガーとしてしか思えなかったし、それで十分だと思っていました。でも今はもっといろんなことにチャレンジしたいと思うようになってきました」
2018年にはソロデビューを果たし、ツアーも行った。初めての“座長”経験で感じることも多かったという。ソロ活動にあわせて、アパレルブランド「RILY」を立ち上げ、昨年は映画『On The Way』(「その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project」作品)で主演、俳優デビューも果たした。夢はどんどんかなえられ、そして広がっていく。
「もしかすると満足する日はこないのかもしれない。それでも夢を追い続けることが、自分にとっての幸せなのかもしれません。三代目もいい意味でこれからどうなっていくかわからない。でもきっとこれからもがむしゃらに走り続けるんでしょうね。それしかできないから」 ▶︎▶︎撮り下ろしカット&続きはこちら
今市隆二の肉体美の秘密|2014年7月号掲載
Q1 1日のトレーニング時間と内容を教えてください。
――1日1時間半ぐらいで、全身の筋トレ、有酸素運動をします。
Q2 身体を効果的に鍛える秘訣を教えてください。
――有酸素運動、プールがお薦め。消費カロリーが高いですし、インナーマッスルも鍛えられます。
Q3 トレーニングをしすぎて、失敗した体験談とは?
――ライブ前に気合いを入れてめちゃくちゃ筋トレしたら、当日筋肉痛で動きが悪かったです(笑)。
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