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2022.11.25

【アイヴァン】市川染五郎「革新的な表現者に惹かれる」

1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウェアを生みだし続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡」#47。【過去の連載記事】

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歌舞伎俳優/市川染五郎

市川染五郎

市川染五郎氏が装着する眼鏡は、EYEVAN「E-0501-SG」¥44,000

沢田研二のイメージを重ね合わせる

歌舞伎界のホープが撮影時のBGMに選んだのは、ジュリーこと沢田研二さんの名曲たち。往年のジュリーのスタイルを意識しながら、カメラの前に立った。

「今日の撮影は、憧れる表現者のひとり、沢田研二さんのイメージと重ね合わせたかった。スーツ、ネクタイ、ヘアメイク。そして眼鏡もイメージに合うものを選びました」

染五郎さんが着用する眼鏡は「E-0501-SG」というモデルで、1980年代のスタイルを復刻したもの。細かい造作が綺麗なブリッジやヨロイ、テンプル芯などの金属パーツは、チタン製へとアップグレードしており、軽さと強度に優れる。

「この眼鏡もそうですが、自分が生まれるずっと前のものや文化に、なぜか惹かれるんです。マイケル・ジャクソンやデヴィット・ボウイとか。今見ても新しい、革新的なことをしてきた人たちに興味があります。今の時代、彼らのように圧倒的に唯一無二な存在は少ない。だから惹かれるのだと思います」

歌舞伎もまた、400年を超える伝統芸能でありながら、さまざまな革新的な取り組みによって時代を超えてきた。染五郎さんは歌舞伎の世界に身を置くことで、伝統を革新することの難しさと、その重要性を肌で感じているのかもしれない。

「眼鏡をかけ始めたのは、昨年ぐらいから。視力はよいので、実用品としてかけているわけではありません。といっても、普通の眼鏡ですよ。あまりデザイン性がないタイプを選んでいます。でも、デザイン性の高いサングラスには憧れがあります。自分に似合うかどうかは別として、印象的なのはマイケル・ジャクソンのアビエイタータイプのサングラス。あれをかけこなせるなんて、さすがスーパースターですよね。八月納涼歌舞伎『東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚〈やじきたリターンズ〉』では、暴走族の総長を演じたのですが、せっかくのチャンスなので、あんなサングラスをかけたいと相談しました。けれど、舞台で踊るとサングラスが外れてしまうので、結局は断念しました」

結果として、歌舞伎でサングラスをかけるという型破りな演出は潰えてしまったが、革新的にチャレンジしたいという熱意は、また新しい何かを生み出すきっかけになるはずだ。

「眼鏡ひとつとっても、新しい経験になります。こういう色の入ったレンズのタイプはプライベートでかけたことはありませんし、そもそもサングラスをかけること自体があまり慣れていません。でも眼鏡は、フレームの形や大きさ、レンズの色によって、顔全体の印象を変えます。まさに自分の顔の一部になるもの。だから自分に似合った眼鏡やサングラスを見つけるのも、楽しみのひとつにしたいですね」

染五郎さんにとって、今は吸収の時。その経験が糧となり、いつか大輪の花を咲かせるのだ。

Somegoro Ichikawa
2005年東京都生まれ。’07年6月歌舞伎座『侠客春雨傘』高麗屋齋吉役で本名の藤間齋として初お目見得。’09年6月歌舞伎座『門出祝寿連獅子』童のちに孫獅子の精役で四代目松本金太郎を名乗り初舞台を踏む。’18年1月歌舞伎座『勧進帳』源義経役他で八代目 市川染五郎を襲名した。歌舞伎の舞台以外にも、’22年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では源義高役を好演し話題となった。’23年1月27日公開の映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』にも出演。森蘭丸役を演じる。

問い合わせ
EYEVAN Tokyo Gallery TEL:03-3409-1972

【連載「男を起動させる眼鏡」】

TEXT=篠田哲生

PHOTOGRAPH=操上和美

HAIR&MAKE-UP=AKANE

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