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2022.03.18

【NEWS 小山慶一郎】自己満足こそ贅沢の極み! 本能が蘇るキャンプのすすめ

現在のキャンプシーンにはエグゼクティブが夢中になる魅力が詰まっている。例えば、入手困難な“ガレージブランド”のプレミアムなギアは、男のコレクト欲を刺激し、強烈な魔力を持つ。今回は、NEWS小山慶一郎のプライベートキャンプ密着ルポを皮切りに、大人にふさわしい“最上級のキャンプスタイル”に迫る。キャンプに密着したご本人の写真は[ゲーテ]4月号をご覧ください。

本能が蘇るキャンプのすすめ

「キャンプはマインドフルネス。仕事の活力になり、心に余裕が生まれる」

近年、盛り上がりを見せているレジャーといえばキャンプをおいて他にないだろう。2013年以来、キャンプ人口は増え続け、コロナ禍をきっかけにますます注目を集めるようになった。キャンプは“快適かつお洒落に楽しむ”のが当たり前となり、10年前のキャンプとは別次元に進化している。

このブームに拍車をかけているのが「ガレージブランド」の存在だ。その名のとおり小規模なギアメーカーのことで、機能美に溢れて高品質なのが特徴。テントからカトラリーまで、贅を尽くしたギアの数々には熱狂的なファンも多く、「多額の費用を投資した」というエグゼクティブも多い。

高規格なキャンプ場の増加もブームを後押ししている。清潔なトイレや炊事場が整備されているのはもちろん、会員限定で貸切利用ができる施設は、エグゼクティブからの人気が高い。

大自然の中に身を置きながらも、こだわりのギアを揃え、プライベートが保てる施設を利用すれば、ラグジュアリーホテルに泊まるほどの価値が得られる現代のキャンプ。まずは、その虜となったNEWS小山慶一郎に、キャンプの魅力と仕事にもたらす効果をたずねた。

トップアイドルがキャンプ沼にハマった理由

「キャンプが趣味」と公言する芸能人は多いが、NEWS小山慶一郎がキャンプ好きなのはあまり知られていない。

「一昨年からのコロナ禍以降、しばらくメンタルが落ちこんでいたんです。将来とか、自分らしく生きる意味とかをずっと考えていて」と、キャンプにハマった経緯を語る小山。番組の企画でアウトドアロケに行く機会があり、ふと「自然っていいな」と思ったのがそもそものきっかけだ。勢いでテントを手に入れ、ソロキャンプに行ってみたら、あまりにもストレスフリーで夢中になっていった。

「日常では耳に入らない鳥の声や川のせせらぎが聞こえるし、緑や富士山からはパワーをもらいました。それ以降、時間を見つけてはキャンプに来るようにしたら心身の調子がよくなってきて、仕事がもっと楽しめるようになったんです。キャンプに出合ってなかったら、メンタルは回復してなかったと思います」

幼少期のアウトドア経験はいっさいなく、どちらかといえばインドア派。小山自身、ここまでキャンプにハマった自分に驚いているそうだが、事務所の先輩であり、キャンプの師匠でもある国分太一の影響は大きい。

「昨年9月に、太一くんから千葉県にある『トランクゼロ』というショップを紹介してもらったんです。それまでは大手メーカーのテントやギアを使っていたんですけど、そこにはガレージブランドのギアが豊富に揃っていて。当時は何もわからないまま、まずはお薦めされたスティック型のターボライターを手にしてみたんです。そうしたら、いろいろとカスタムできることがわかって。そこからギア沼が始まりました(笑)」

ガレージブランドの特徴として、既製品のカスタムパーツが豊富に揃っていることが挙げられる。例えば定価6000円のターボライターに、グリップやカバーなど、1万円以上費やして装飾していけるのだ。

「買ったら終わりではなく、そこから自分流にアレンジできる。久しぶりに興奮しましたね。子供の頃におもちゃを買う時の感覚が蘇って、一気にハマっていきました」

キャンプのなかでも、特にサイト内にギアをレイアウトするのが好き。高品質でデザイン性に優れたギアに囲まれて過ごすひとりの時間は、「至福のひと時」だそうだ。

忙しいビジネスパーソンこそキャンプで心を癒やすべき

最近は2週間に1度のペースでキャンプをしているという。特に仲間たちとのグループキャンプで頻繁に訪れているのが富士山を望める会員制のアウトドアフィールドだ。

「ここは貸し切りだから消灯時間もチェックアウトも決まっていないんですよね。仕事柄、細やかなスケジュールの中で動いているけど、キャンプに来ると、寝るのも帰るのも自由。時間にとらわれないのがいいですね。とても贅沢に感じます」

とはいえ、キャンプは自分から動かないと何も始まらない。設営も料理も撤収も、能動的に動くことが楽しいし、忙しいビジネスパーソンにこそ体験してほしいと小山は言う。

「キャンプの魅力をひと言で表すなら“マインドフルネス”。都心で働いていると自分になかなか向き合えないですし、心はどんどんすり減っていきますよね。でも、自然の中に身を投じると、リセットされて、パワーが充電されていく気がするんです。忙しければ忙しいほど、生きている実感を改めて得られます。心に余裕ができるから、人にも優しくなれると思うんです」

※【NEWS 小山慶一郎】マニア垂涎のプレミアム品が揃う! 私物キャンプギアを初公開の記事はこちら

Keiichiro Koyama
1984年神奈川県生まれ。2003年、NEWSを結成。現在は『NEWSの全力!!メイキング』(TBS系)、『内村のツボる動画』(テレビ東京系)などにレギュラー出演中。

TEXT=まついただゆき

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