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2021.12.27

【EXILE黒木啓司】究極の和牛、九州屈指の鮨屋、チョイ飲み。九州の魅力を総まとめ!──連載「九州太鼓判 啓印」

「九州の魅力をもっと多くの人に知ってほしいんです」--黒木啓司さんのそのひと言でスタートしたのが本連載”啓印(ケイジルシ)”だ。宮崎出身であり、2017年には九州発のエンタテインメントプロジェクト「THE NINE WORLDS」を立ち上げた九州ラバー・黒木さんが九州各地を訪問。そこで出会ったさまざまなヒト・モノ・コトに太鼓判(=啓印)を押していく。

第十二回 自宅で堪能する究極の和牛“もりたなか牛”

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“今”だから自宅で味わえる上質な熊本黒毛和牛

日本一予約の取れないと言われる幻の焼き肉店「クロッサムモリタ」。そのオーナー兼シェフ・森田隼人さんがグルメECサイト「TASTE LOCAL」とタッグを組んで始めたのが、「熊本黒毛和牛10トン救済プロジェクト」だ。

「自然に恵まれた熊本は食材の宝庫。しかし新型コロナの影響で出荷ができず、行き場をなくした食材が多くあります。そんななか日本でも屈指の畜産家である、たなか畜産の田中健司さんからSOSがあり、何とかしたいと思ったんです」(森田さん)

これは、森田さんが目利きした熊本の黒毛和牛を「TASTE LOCAL」で販売するというもの。そしてこのたび、九州を盛り上げるべく活動している黒木さんが本プロジェクトのアンバサダーを務めることとなった。

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第十三回 EXILE黒木啓司がクセになる、九州屈指の名店「天寿し」 に連なる味とは?

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最近はプライベートでも鮨屋によく行くという黒木さん。「口に含んだあと、しばらくするとさらにシャリの旨みが広がって、二度おいしい」と笑顔。

味わい豊かな薬味といただく“小倉前”の鮨

関門海峡や玄界灘、豊後(ぶんご)水道から旬の魚介がもたらされる北九州。

福岡とは一線を画す食文化を築きあげてきたこの地で、ひと際注目を集めている気鋭の店が「寿司 つばさ」だ。

店主の黄丹(おうたん)翼さんは、小倉の鮨文化を育て、全国にも名を馳せる老舗「天寿し」の一番弟子にあたる「寿司 もり田」の出身。

名店の系譜を汲みながらも、枠にとらわれない握りを探求する。

新鮮な地元の食材に、塩や柑橘類、一味やゆず胡椒などの薬味を合わせるのが北九州の定番。

江戸前とも大阪の鮨とも違うこのスタイルは、いつしか「小倉前」と評されるようになった。

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第十四回 EXILE黒木啓司の台所!? 福岡・大名の異国情緒を感じるお店でチョイ飲み

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左は店主の大塚瞳さん。調理師免許を持つ黒木さんと、料理・飲食店談義が止まらない。

異国情緒に満ちた空間に流れるゆっくりと心地よい時間

飲食店や買い物客でにぎわう福岡の繁華街・大名。メインの通りから路地裏へ入り、数軒の古民家がひっそりと佇む一画に「台所 ようは」はある。 店舗は木造二階建て。調理場に吊るされた飴色の丸鶏に、大量の香辛料や調味料、品のいい調度品など、店内にはどこか中国風の趣向が漂っている。異国情緒に満ちた空間をぐるりと見渡し、黒木さんも料理への期待感が一段と高まったようだ。

「ジャンルを問わず、いろんな料理を作りたくて」と迎えてくれたのは、店主の大塚瞳さん。全国を旅しながら訪れた生産者の数は実に4000以上。空間に合わせて食材や器を選び、国内外で唯一無二の料理を提供してきた。単なる和食や中国料理にとどまらない、大塚さんの出会いとインスピレーションが詰まったのがこの「台所」なのだ。

「ちょっとずつたくさん味わえるのがいい」と黒木さん。一品一品をじっくり愛でながら箸を進め、「器との組み合わせの妙も、大塚さんにしかできない技」と、その感性に刺激を受けたよう。

旬のおばんざいで腹ごしらえするか、酒の肴とともにゆっくり宴を始めるか。料理に思いを馳せる時間さえ、ここではゆっくりと心地よく流れていく。

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TEXT=宮寺拓馬(編集部)、安永真由(チカラ)

PHOTOGRAPH=中庭愉生、林田大輔

HAIR&MAKE-UP=千絵(H.M.C)、松本麻里

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