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2021.06.12

【EXILE黒木啓司】福岡・大名の異国情緒を感じるお店でチョイ飲み——連載「九州太鼓判 啓印」Vol.14

宮崎出身の黒木啓司さんが九州各地を回り、九州が誇るさまざまな魅力を全力で深掘り。黒木さんの太鼓判(=啓印)を押す! 今回は福岡の繁華街の裏路地に佇む店。【啓印14】

啓印

左は店主の大塚瞳さん。調理師免許を持つ黒木さんと、料理・飲食店談義が止まらない。

異国情緒に満ちた空間に流れるゆっくりと心地よい時間

飲食店や買い物客でにぎわう福岡の繁華街・大名。メインの通りから路地裏へ入り、数軒の古民家がひっそりと佇む一画に「台所 ようは」はある。 店舗は木造二階建て。調理場に吊るされた飴色の丸鶏に、大量の香辛料や調味料、品のいい調度品など、店内にはどこか中国風の趣向が漂っている。異国情緒に満ちた空間をぐるりと見渡し、黒木さんも料理への期待感が一段と高まったようだ。

「ジャンルを問わず、いろんな料理を作りたくて」と迎えてくれたのは、店主の大塚瞳さん。全国を旅しながら訪れた生産者の数は実に4000以上。空間に合わせて食材や器を選び、国内外で唯一無二の料理を提供してきた。単なる和食や中国料理にとどまらない、大塚さんの出会いとインスピレーションが詰まったのがこの「台所」なのだ。

「ちょっとずつたくさん味わえるのがいい」と黒木さん。一品一品をじっくり愛でながら箸を進め、「器との組み合わせの妙も、大塚さんにしかできない技」と、その感性に刺激を受けたよう。

旬のおばんざいで腹ごしらえするか、酒の肴とともにゆっくり宴を始めるか。料理に思いを馳せる時間さえ、ここではゆっくりと心地よく流れていく。

啓印

「ようは名物 中国醤油づけしっとり丸鶏」。風干を繰り返しながら寝かせる。一羽¥3,000。

啓印

季節の鍋料理から「炭やき穴子とセリ、春牛ごぼう蒡なべ」¥5,400。

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コースでも楽しめる「おばん菜もりあわせ」は3 点から。2種のジャガイモと自家製マヨネーズで作るポテトサラダは定番の人気料理。8点¥3,500。

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2階にある「MINT BAR HACCA(白化)」は今年の4月末にオープンしたばかり。

台所 ようは
住所:福岡県福岡市中央区大名1-4-28
TEL:092-739-9105
営業時間:16:00~L.O.23:30
店休日:月曜
席数:カウンター7 席、テーブル28席
料金:コース¥6,500~

TEXT=安永真由

PHOTOGRAPH=林田大輔

HAIR&MAKE-UP=松本麻里

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