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2021.07.26

【アイヴァン】竹中直人「眼鏡は自分を守ってくれるもの」

1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#34」。

PERSON 34
俳優・映画監督/竹中直人

竹中直人氏

竹中直人氏が装着する眼鏡は、EYEVAN「Sonic」¥31,900

「眼鏡は“心”ですね」

「撮影は興奮しました! 操上さんの存在感が圧倒的に自分を動かしてくれる。操上さんのエネルギーがシャッターを押す瞬間に詰まっています。そして僕を信頼してくださっていることが何よりも嬉しいです。それが自分をより動かしてくれる。音楽もいらない。シャッターの音と操上さんの呼吸がリズムになる……」

フォトセッションを終えた竹中直人氏は上機嫌だ。

「操上さんに撮って頂くなら服ももちろんそうですが、これしかないと感じた眼鏡を選びました。この眼鏡は操上さんに刺激され、新たに生まれ変わる眼鏡ですね」

今回選んだのは、「ソニック」というタイプ。フロントに強いカットを入れることで、定番のウェリントンスタイルを現代流にアレンジしている。

「若い頃は視力はとてもよかったんです……。その話をするととても切ないです。あんなに目が見えていたのに……。今は遠近両用のレンズは欠かせません。眼鏡は本当に大好きです。僕にとっての眼鏡は自分を守ってくれるもの。人間が小さいので、未だに人見知りは激しいしね。眼鏡は自分ではない《もうひとつの何か》になれる存在です」

だから眼鏡へのこだわりは深い。

「眼鏡は、間違いなく自分の一部です。眼鏡なしの生活は考えられない。子供の頃からコンプレックスの塊でした。どうせ俺なんか思考がすごく強いんです。眼鏡はそんな自分を支えてくれるかけがえのない存在です。

フレームのデザインや色、レンズの微妙な色合い。このフレームにはこの色のレンズがいいなとか……。でも最終的にたどり着いたのは、グリーンの薄い色のレンズ。それが一番好きです。憧れの俳優がかけていた目元が見えない濃い色のレンズも好きでしたが、ある時からやはり目元は見えたほうがいいなと思い薄いレンズに替えました。ある時期はレンズをブルーにしたり、ブラウンにしたりと眼鏡のフレームの色に合わせて替えていました。

でも最終的には薄いグリーンにたどり着きました。今回選んだ眼鏡はちょっと鼈甲風の雰囲気がありつつ眼鏡のフレームデザインは力強い感じですよね。尖ってる感じは照れますし、それをグリーンの微妙な色でバランスをはかる感じかな……」

しかし言葉とは裏腹に、竹中氏が携わる作品は、かなりとんがっている。

「漫画家の大橋裕之さんの描く《ゾッキ》の世界にとても感動して映画化の企画を出しました。すべてショートストーリーだったので最初はオムニバス映画にしようと……。そして、3人の監督によるオムニバス映画を作りたいと考えたのです。そこで浮かんだのが山田孝之さんと齋藤工さんだった。ふたりにオッケーを頂いた時は本当に嬉しかった。最終的にはオムニバスではなくひとつの物語になりました。

今の日本映画に新たな試みをさりげなく打ち出した作品になったんじゃないかな……。《ゾッキ》映画化に賛同して集まってくれた方々、そして《ゾッキ》を上映して下さった映画館には本当に感謝しています。齋藤工が言っていた『映画には賞味期限がない』と言う言葉が好きです。もしこの記事に目が触れた人は是非《ゾッキ》を観て下さいね!」

竹中直人は心の機微をとても大切にしている。そんな竹中氏にとっては、眼鏡もまた自身の心を支えるもの。

「眼鏡は人生のデザインも変える素晴らしい存在。眼鏡は僕の一部であり、僕の心でもある。眼鏡のない人生なんて絶対に考えられませんね……!」

Naoto Takenaka
1956年神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。1983年、テレビ朝日系バラエティ『ザ・テレビ演芸』でデビュー。1996年にNHK大河ドラマ『秀吉』で主演を務め、高視聴率を記録する。コメディアン、俳優として活動する一方で映画監督もこなすなど、マルチな才能が高く評価されており、『日本アカデミー賞』最優秀主演男優賞など、多数の受賞歴をもつ。俳優としての代表作に『シコふんじゃった。』(1992年)『Shall we ダンス?』(1996年/ともに周防正行監督)、監督作品に『無能の人』(1991年)、『東京日和』(1997年)などがある。2021年に劇場版映画『ゾッキ』では自身8作目となる監督作品が公開。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で客員教授も務めている。

問い合わせ
EYEVAN Tokyo Gallery TEL:03-3409-1972
http://eyevaneyewear.com

TEXT=篠田哲生

PHOTOGRAPH=操上和美

STYLING=伊島れいか

HAIR&MAKE-UP=和田しづか

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