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2020.12.11

コロナ禍で幸せになれる人、不幸せになる人――。本田直之、新刊記念インタビュー

12月4日、一冊の本が発売となり話題をよんでいる。その名も『パーソナル・トランスフォーメーション』。コロナを機に、二度とは同じ状態には戻らないであろうビジネス、ライフスタイル、人間関係……。仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る本田直之氏が、この先どんな混乱が起きても生きていける、自己改革の思考法を明かす。

本田直之氏

まずスタートする。スピード感をもって

著書は75冊、累計300万部を突破し、その生き方が幅広い世代に支持を得ている本田直之氏。今ではライフスタイルが多様化しているが、早くから世界を旅しながら仕事をするノマドライフやハワイと東京でのデュアルライフを実践していた。ちょうどスマートフォンが登場した2007年から、である。誰もやってこなかったようなライフスタイルを送るために、本田氏は徹底的なリサーチを3年にもおよび行ったそう。そこで大事なことは、「まずスタートすること」だったという。

「25年ほど前、日本オラクルで当時最先端だったネットワークコンピューターの事業部にいた頃のこと。創業者のラリー・エリソンが考えたコンピューターは、今のクラウドの原型ともいえるものでした。ですが、スペックは低く、インターネット回線が遅く、なにせ商品がない。あるのはコンセプトだけだったにもかかわらず、ネットワークコンピューターを売り出した。とんでもない会社だと思いました。でも、この時に僕の中に『走りながら作り上げていく』というベースができました」

英会話しかり、会議資料しかり、日本人の完璧主義な思考は、事あるごとに物事を前に進める弊害になっている。世界の潮流とは真逆ともいえる。

「GoProが今、ウェアラブルカメラ、アクションカメラの領域では、世界を席巻していますよね。能力としてはソニーだってできただろうし、もっと高品質なカメラだって作れたと思う。けれど、他のカメラメーカーを突き放せた理由は、スピードを重視して、走りながら考えて、どんどん改良をしていったから。ユーザーはそのスピード感も相まって熱狂していたったんじゃないでしょうか」

一緒に想いを共有できる仲間を得る

立ち止まっているのが一番のリスクだと本田氏がいうように、動き出すことで世界が広がる。加速度を上げるのは、志を同じくする仲間だという。

「7月に始めたオンラインサロン『Honda Lab.』には現在、200名が集まってくれました。『人生は壮大な実験だ』というテーマをもとに、あらゆる実験を行い、みんなでその過程を共有します。それがリアルタイムで学びにもなるし、誰かが応援してくれたり、アドバイスもしてくれる。一人でできることなんて少ないなって思います。過去から学ぶのではなく、今まさに実験していることをみんなでシェアすれば、みんなで進化できる。同じ志をもった仲間がさらに大切な時代になると実感しています」

約15年前、本田氏が目指すライフスタイルを送るために生活を一変させたように、今年、本田氏は自らゼロリセットに踏み切った。16年間借りていたオフィスを解約し、それまで避けていた動画配信をスタートし、オンラインサロンを主宰するにまで至った。今まで経験したことがないことのオンパレード。まさに自分自身が一番の実験の体現者である本田氏。時代の変化にいち早く気づき、走り出す人たちの共通項はあるのだろうか。

「経験値が増えるなか、わかったつもりになってはいけないとは常に思っています。今回、状況が一変して、苦しくともピンチをチャンスだと考え、新しいことに踏み出した人が周りにものすごく多かった。もう本能的なんだと思います。僕自身も、心身を研ぎ澄ませておかなければいけないという意識が常にある。僕の場合はランニングですが、身体を動かして、プリミティブな感覚を見失わないようにしています。実は、コロナ禍で飲食店や日本酒の酒蔵を応援しなければ、と今までの自分の殻を破った取り組みが、まったく異なる新たな仕事を引き寄せてくれました。本能的にやるべきだ! と、仲間たちとトライしたからこそ、いい縁が繋がった好例といえるかもしれません」

新刊『パーソナル・トランスフォーメーション』は、誰も整理していなかったコロナ禍のリアルや、その時動き出した人たちの行動、そして本田さんの視点で、多くの事実やメッセージを俯瞰で知ることができる書籍となっている。

「自分自身が求めることに耳を澄ましてほしい。今はみんながゼロスタートなのだから、恐れることはありません。動き出さないことが一番のリスク。実験だから失敗してもいい、実験からは学びしかないんですから」

パーソナル・トランスフォーメーション

『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』(KADOKAWA)1400円

TEXT=ゲーテ編集部

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