1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#15」。
エイベックス代表取締役会長CEO/松浦勝人
眼鏡との縁は学生時代から。しかし、どちらかというとファッションアイテムとしての認識が強かったと振り返る。
「最近になってようやく本来の使い方をしています(笑)。ある時、眼科に行ったところ、眼鏡をかけたほうがよいと診断されまして。当初はレーシックなども考えましたが、そこまでのレベルじゃないともいわれたのです」
そこから本格的な眼鏡生活に入った松浦勝人氏。気に入ったフレームを見つけると、まとめ買いをする傾向があると語る。
「というのも、ひとつの度数だけでは不便を感じてしまい、シーンごとにマッチした度数で複数の眼鏡を揃えておきたいと考えるから。コンサートを観る時や手元の書類などを確認する時などなど。しかし、たくさん揃えてしまうと、今度は安心するせいか、現場に忘れてきてしまう、なんてことも。また度数違いの同じフレームだったりするため、どれがどれだか見分けがつかなくなることもある(笑)。今回選んだこの1本は、直感的にかけてみたいなと感じたモデル。思ったとおりかけやすくていいですね」
眼鏡において最近のこだわりのひとつが、レンズに薄くカラーを入れること。今回は淡いブルーレンズをチョイス。軽い遮蔽感(しゃへいかん)に加え、周囲が落ち着いて見えるところも気に入っていると言う。
「僕は眼鏡をひとつのスイッチだと考えています。かけることでプライベートな部分をキープできるようになる。あと、レンズにカラーを入れることで、ひと膜あるというか、それによって心の奥まで見透かされずに済むというか……。まあ、ちょっと照れ屋なんで」
Masato Matsuura
1964年神奈川県生まれ。日本大学在学中に貸しレコード店の店長としてビジネスを始め、以降、輸入レコードの卸売り、レコードメーカー、アニメやデジタル関連事業などエンタメに関わるさまざまなジャンルに事業を拡大し続ける。
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