1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#14」。
PERSON 14
GMOインターネットグループ代表/熊谷正寿
眼鏡を所持するものの、常用するほどではないという熊谷正寿氏。プライベートにおいて飛行機や船舶を操縦する際、リスク回避のため使用することがあるのだそう。
「夕暮れなど薄暗い時などは、特に視界を確実にする必要があるのです。それ以外はほとんど使用していません。そもそも帽子などを含め、頭や顔にアイテムを着けることに馴れていないんです。とはいえサングラスに頼ることはあります。どちらかというと変装の意味合いが強く、映画『メン・イン・ブラック』的な黒縁の大振りタイプを使用しています(笑)」
そのようなギアとしてではなく、お気に入りの服を選ぶように眼鏡をチョイスしたのは今回が初めてだと熊谷氏。
「この軽妙なトーンのゴールドカラーが気に入りました。非常に美しく顔なじみも抜群。実はこのシャンパン系のゴールドは“グリージョ・イングリッド”を想起させる僕の大好きなカラー。自家用のヘリコプターやクルマもこのゴールドに塗り替えているほど」
聞けば“グリージョ・イングリッド”とは、かの女優、イングリッド・バーグマンと結婚した映画監督のロベルト・ロッセリーニが、彼女にプレゼントするフェラーリをバーグマンの瞳のカラーにしたいとオーダーしたことで生まれたカラー。
「ネット時代と呼ばれる昨今は、まさに“共感”の時代。それゆえ『カッコいい』『素敵』という感情が非常に重要になってきます。僕も自ら積極的に『美しい』『カッコいい』と感じる事物を日頃から突き詰めるようにしています。そしてそれは、アインシュタインの『人類最大の発明は複利だ』という言葉に繋がります。人間の行動の約9割は日々の習慣の繰り返し。つまり良い習慣を身に着けておくだけで、二次曲線的に人生の質は向上させられると僕は考えているのです。ゆえに良い習慣を生むベースとして、心から『美しい』『カッコいい』と思える環境作りは欠かせません。それらの要素で満たされた生活は、穏やかかつ余計な雑念の入り込む余地がないからです。結果的に仕事に集中できるはずだと僕は信じているのです」
Masatoshi Kumagai
1963年長野県生まれ。東証一部上場企業である、GMOインターネットグループを率いる。上場企業9社を含む、グループ114社、従業員5,995名。ヘリコプターのパイロット免許に続き、飛行機のパイロット免許の取得を目指している。
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