日本のラグジュアリーホテル市場が活況だ。日本初進出のブランド、日本の老舗ホテルなどが日本人ですら心湧き立つ、かつてない価値を生みだしている。そんな最新ホテルから今回は、神奈川・横浜の「OMO7横浜」をご紹介! 【特集 最先端ラグジュアリーホテル】

横浜の名建築で過ごす。歴史に想いを馳せる贅沢なひととき
港から吹く海風と、横浜スタジアムから聞こえる歓声。横浜の旧市街、関内に降り立った瞬間、独特の熱気に包まれる。
JR関内駅の目の前、2026年3月にオープンしたばかりの大型複合街区、BASEGATE横浜関内の中に、OMO7横浜 by 星野リゾートが4月21日に開業する。
この建築は、2020年まで横浜市庁舎として61年間使用された「旧横浜市庁舎行政棟」を継承したものだ。ロビーに足を踏み入れると目の前に広がる大階段、その踊り場は、古くは演奏会の舞台としても使われ横浜市民に親しまれてきた。木材についた当時の傷もそのままに、その階段を再構成してロビーの中心に据え、一部拍子木タイル床や泰山タイルレリーフなども当時のものを活かし造られている。長きにわたり市民に愛されてきた建築に包みこまれる瞬間、まるでこの街で暮らしていたかのような懐かしさまで覚える。
愛犬と過ごす横浜の街“パン飲み”で文化に触れる
客室は、旧議長室で使用された絨毯の「赤」、タイルの「青」、旧議員席のシートの「緑」から着想を得た3つの色でデザインされている。落ち着いた色合いのそれぞれの部屋は街歩きの心地よい疲れを包みこんでくれるに違いない。さらに特徴的なのは全276室のうち32室で愛犬とのステイが可能だということ。横浜は公園や海辺など散歩に適したスポットが多く、愛犬とショートトリップを楽しむのにもいい。
加えてこの街は、さまざまな食文化を育んできた。そのひとつがパン文化だ。開港後、外国人居留者のためのベーカリーが誕生し、日本のパン文化が発展していった。そんなストーリーにちなみ、ホテル内には誰でも立ち寄れる「OMOベーカリー」が開店する。ここではワインと合わせてパンをいただく「パン飲み」ができるほか、地元ブルワリーのビールも提供される。
一日中街歩きを終えてもなお、遊び足りない、話し足りない。横浜の刺激的な夜なら、きっとそう思うこともあるだろう。そんな時は、ルーフトップテラス「HAMAKAZEテラス」へ。ジャズの街、横浜らしい音楽がかかり、港からの風が優しく頬を撫でてくれる。
知っているつもりで実は知らなかった横浜で一夜、自分を解放してみる。すると、新たな魅力と、まだ見ぬ自分自身が発見できるかもしれない。
Restorative Elements “Legacy”
建築は、日生劇場や有楽町の読売会館など近代日本の建築をつくりあげてきた建築家・村野藤吾によるもの。横浜市認定歴史的建造物とされている。大階段の手すりや、照明などをはじめ滑らかな曲線美が特徴的であり、改修の際もこの曲線はあちこちに受け継がれた。長く愛されてきた建築の中で過ごし、人々の思いや暮らし、そして歴史に想いを馳せる。そんな時間にこそ本当の贅沢がある。
2026年4月21日OPEN
OMO7横浜 by 星野リゾート /OMO7 YOKOHAMA by HOSHINO RESORTS
住所:神奈川県横浜市中区港町1-1-1
TEL:050-3134-8095(OMO予約センター)
施設:客室276室、ライブラリーラウンジ、OMOダイニング、OMOベーカリー、ご近所マップ、ショップ、OMOドッグガーデンほか
OMO5横浜馬車道 by 星野リゾート|横浜の空に浮かぶホテル
同じく横浜、こちらは馬車道駅直結のビルの46〜51階、地上154mに位置し、2026年1月に開業したばかり。星野リゾート初のアパートメントホテルとなり、全室キッチン、洗濯乾燥機つきで、まるで暮らすような滞在が可能。パブリックスペースは回廊式で360°横浜のビューを愉しめる。

TEL:050-3134-8095(OMO予約センター)
この記事はGOETHE 2026年5月号「総力特集:HOTEL 動と静の最新リカバリー拠点」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら









