絶景に抱かれ、大自然と一体化したリゾートは、よりラグジュアリーでプリミティブ、そしてパーソナルなものになっている。特別な体験ができるよう、さまざまな仕かけやデザインが施され、ダイナミックに進化を遂げた、世界のアイランド・ホテルへ。今回は、カンボジア・ソンサー島の「Song Saa Private Island(ソンサー プライベート アイランド)」を紹介する。【特集 死ぬまでに泊まりたい島ホテル】

恋人たちのツインアイランド・リゾート
カンボジアを代表するラグジュアリーアイランド・ホテル、「ソンサー」はクメール語で“恋人たち”の意味を持つロマンティックなリゾート。メインファシリティが集約されているオウエン島と、バードウォッチングや熱帯夜の散策などの自然体験を味わえるボン島のツインアイランドから成る。

アップサイクルへの意識が高いオーストラリアの夫妻が一からつくり上げたリゾートには、リサイクル木材や再生砂岩がセンスよく装飾されており、環境への配慮が感じられる。アイコン的な水上バンガローを含めた24棟のヴィラは3つのカテゴリーに分かれ、全室26㎡を超えるプライベートプールも備える。
トップレストラン出身のシェフが腕を振るうフローティングレストラン「ビスタレストラン&バー」では、コンテンポラリーなクメール料理が供され、ゲストの舌を唸らせている。
この記事はGOETHE 2025年6月号「総力特集:楽園アイランド・ホテル」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら