絶景に抱かれ、大自然と一体化したリゾートは、よりラグジュアリーでプリミティブ、そしてパーソナルなものになっている。特別な体験ができるよう、さまざまな仕かけやデザインが施され、ダイナミックに進化を遂げた、世界のアイランド・ホテルへ。今回は、モルディブ・ハーダール環礁の「ソネバ シークレット(Soneva Secret)」を紹介する。【特集 死ぬまでに泊まりたい島ホテル】

プライベート感溢れる非日常のハイダウェイ
モルディブ北部のハーダール環礁に2024年誕生したのが「ソネバ シークレット」。タイやモルディブで3軒のラグジュアリーホテルを運営しているソネバが新たに手がけたのは、パーソナライズに特化した夢のリゾートだ。
モルディブの玄関口、ヴェラナ国際空港でホテルスタッフがお出迎え。専用のチャーター機に乗ってプライベートアイランドへと向かう。わずか14棟のヴィラにはそれぞれ専任のバトラー、アシスタントバトラー、専属シェフが配され、ゲストのニーズに合わせたビスポークな滞在を実現する。客室は一番狭い部屋でも400㎡を超える広々とした造りで、プールのみならずジムやスパまでもが客室内に備わっており、プライベート感は完璧だ。
ベッドルームの屋根は開閉式。満天の星空をベッドに寝そべって眺めながらまどろむ時間は格別だ。

また、食事は世界中から集まったシェフによる各国の料理が味わえるダイニングのほか、プライベートシェフにオーダーメイドの料理を振る舞ってもらうことも可能。パーソナルな食体験がゲストの胸を高鳴らせる。さらに、リゾート内ではシェフ自慢のグルテンフリーチョコレートや自家製アイスクリームを好きな時に楽しめる。訪れたゲストの誰もが口を揃えて絶品と称賛するスイーツはぜひ試してほしい。
エメラルドグリーンの海を楽しみ尽くすアクティビティには、イルカを眺めるドルフィンクルーズやマンタと一緒に泳ぐ幻想的なダイビングが用意されている。白浜のビーチでバスケット片手に興じるピクニックプログラムもかけがえのない思い出づくりに最適だ。
今では当たり前の環境保護やSDGsへの取り組みを、1990年代から行ってきたラグジュアリーリゾートのパイオニア「ソネバ」。その最新ホテルは、今までにない究極のプライバシーを提供する隠れ家だ。「ソネバ」が今後もリゾート業界をリードしていくのは間違いない。
この記事はGOETHE 2025年6月号「総力特集:楽園アイランド・ホテル」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら