「ハレクラニ」のゲストを癒やすホスピタリティと滞在の居心地は、間違いないクオリティを誇る。甲乙つけ難いホテルの変わらぬ魅力と、最新のニュースを取材した。【特集 涙するハワイ】
![ダイヤモンドヘッド プライム スイート](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/b435c59c505ad6d03952e09b0a6a74f1.jpg)
ダイヤモンドヘッド プライム スイートのラナイからの眺め。真下にパワースポット「カヴェヘヴェヘ」が見える。
伝統を引き継ぎ、生まれ変わった名門
1984年の開業以来、初めて全館をクローズして大規模リニューアルを行った「ハレクラニ」。ハワイを愛するエグゼクティブの多くが定宿とする、ワイキキ随一のラグジュアリーリゾートホテルである。
![ダイヤモンドヘッド プライム スイート](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/092af6b239468ddc10c89366be37c41d.jpg)
「ダイヤモンドヘッド プライム スイート」($2,740〜)のリビング。
そのリニューアルコンセプトは「次の100年にどうつなぐ、どう残していくのか」。最大のミッションは、マラマハワイ(ハワイを思いやる心)を大切に、できる限り、今あるものを再利用することだった。例えばフロントデスクで使うハワイの最高級木材であるコアウッドは、すべて取り外し、丁寧にポリッシュして、つややかな上質感を再現。同じくフロアの大理石も取り替えずに磨き直した。もちろん各部屋のラナイの真っ白なルーバーも、そのまま残っている。
![ハウス ウィズアウト ア キー](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/e593f934cba4562be2efeb8b185f9542.jpg)
モンキーポッド1枚板のカウンターが印象的な「ハウス ウィズアウト ア キー」に新設したバー。
それ以外の空調システムや温水システムを整備して、全室にウォシュレットのトイレや新しいコーヒーマシンを設置。そしてWi-Fiはより高速で大容量に。つまりハード面は徹底的にリニューアルを行ったのだ。また、館内のいたる場所にハワイや自然を題材にしたファインアートが飾られ、滞在する時間がより豊かになった。
![メインビルディング](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/84aa11b8ece7411633c405c6bfd2c411.jpg)
1932年に農園の大邸宅をモチーフに建設されたメインビルディング。設計者の名前がついたディッキー屋根は、涼しい貿易風を取りこめる建築法。
オールデイダイニング「ハウス ウィズアウト ア キー」も一新。プールサイドに直結するバーができて、家具も新調。夕刻にはキアヴェの木の下で、元ミスハワイも登場するフラのショーと生演奏が楽しめる。
![キアヴェツリー](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/bdef6d2e667c9235924ca803873ee6d9.jpg)
樹齢130年を超えるキアヴェツリーは倒れたが、子供たちが遊ぶ憩いの場に。
ハレクラニらしさは変わらず、ホテルはより使いやすくアップグレード。懐かしさを感じるラナイからの景色やスタッフの笑顔とホスピタリティはそのままに、ハレクラニは日本からのゲストを待ち望んでいる。
![ハレクラニ](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/43701d82276f25b6ee288311da9428e0.jpg)
客室は、空と海のブルーが映える白が基調。
![フロントデスク](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/b11dfca7ffe202931de02495f4c3f042.jpg)
大理石の床とコアウッドのフロントデスク。
![プール](https://goetheweb.jp/wp-content/uploads/2022/07/a2e5a0d0842cb1f7261eb37814815a71.jpg)
底に125万個のガラスタイルでオーキッドを描いたプールは、ハレクラニのシンボル。
Halekulani(ハレクラニ)
住所:2199 Kalia Rd, Honolulu
TEL:808-923-2311
COORDINATE=Mike Kelly