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2022.05.07

京都に誕生! 聖地「サウナしきじ」の娘がプロデュースしたプライベートサウナ「蒸庵」

心身をととのえ、最高のコンディションに導いてくれるサウナ。今、進化を続ける最新サウナスポットを、全国各地から紹介! 【特集 最高のカラダは、最強の武器はこちら】

moksa

最新のサウナを目的に京都へ

比叡山のふもと京都・八瀬に、この春完成した宿「moksa(モクサ)」。"再生"をコンセプトに心とカラダを清める体験を提供するこの場所、なかでも驚くべきは、「蒸庵」と呼ばれる完全予約制のプライベートサウナだ。「炭蒸」「美蒸」「檜蒸」とコンセプトの違う3つのサウナ空間を完備、そのプロデュースを手がけるのは、サウナの聖地と呼ばれる静岡県「サウナしきじ」を実家に持つサウナ・温浴プロデューサーの笹野美紀恵氏だ。

「水風呂は地下水を汲み上げ、ひと組入るごとに水を入れ替えています。季節によって水温が変化するのも趣のひとつ。五感を研ぎ澄ませ、身体の奥底からリラックスできる場所にしたく、音や照明にも徹底的にこだわり抜きました。温浴で想像を超えた驚きを味わっていただきたいのです」

サウナ3室それぞれに異なるオリジナルのBGMが流れ、鳥の声や水の音が、さらなるリラックスを誘う。重厚な石造りの炭蒸の部屋では、寝転びながら冷水の滝にあたる水風呂で心を落ち着かせ、檜蒸の部屋では、木漏れ日をイメージした光と、檜の香りを愉しむ。さらに美蒸の部屋では、美顔器にも使用されている皮膚のコラーゲンを生成させる桃色のライトが、スチームとともにカラダにじっくりと染み渡ってゆく。

それぞれ75分間、誰にも邪魔されずこの空間を独占できる贅沢。サウナから上がれば、八瀬の野菜を使った料理と、川のせせらぎが聞こえる寝室が待っている。今後はさらに、"再生"に特化したトリートメントコースも用意されるということ。心身ともに生まれ変わるため、サウナを目的に京都へ赴く。そんな旅が日常になりそうだ。

【mokusa's Sauna1:炭蒸】

moksa

水風呂(奥)には照明が灯り神々しい雰囲気に。サウナの入り口(右)は敢えて小さく作られていて、カラダを丸めて入ると、まるで茶室のにじり口をくぐったような感覚に。水風呂には炭が沈められ、より水が澄み渡って感じられる。

 

moksa

パウダールームと、外気浴スペース。

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サウナの中は、漆喰で墨色に塗られ、落ち着いた空間に。

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窓を開け放ち、庭を眺めながら外気にふれ、水風呂や風呂に浸かることが。さらに日没後は庭がライトアップされ、石庭が浮いているように見える。浮遊感を感じてほしいと笹野氏のアイデアだ。

【mokusa's Sauna2:美蒸】

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手前は水風呂、左は風呂。中に入り、奥には桃色に輝くスチームサウナ。

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笹野氏がこの空間を設計する際にテーマにしたのは〝真珠〞。コラーゲンを生成するライトで〝真珠のような肌に〞というコンセプトのもと、内装も白にこだわった。白く波打つフォルムの壁は、左官職人の手によるもの。

【mokusa's Sauna3:檜蒸】

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手前が打たせ湯ならぬ「打たせ水」のある檜の五右衛門水風呂。BGMには鳥の声が流れ、檜の森にいるかのような気分に。

moksa

枕を調整して寝転ぶことのできるサウナ。すべてのサウナはセルフロウリュが可能。檜蒸でのロウリュの瞬間は、アロマ水と檜の香りが混じり、深い癒やしが訪れる。

moksa

扉を開け、パウダールームに入った瞬間から、檜の香りが漂う。木漏れ日がプロジェクションマッピングに映しだされた室内を眺めながら外気浴。

moksa
住所:京都府京都市左京区上高野東山65
TEL:075-744-1001
料金:1人¥38,500〜(税・サ込み、2食つき、1室2名利用)
サウナ利用:炭蒸¥19,800、美蒸¥16,500、檜蒸¥13,200(75分3名まで)
客室数:31室

【特集 最高のカラダは、最強の武器はこちら】

TEXT=安井桃子

PHOTOGRAPH=鞍留清隆

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