実は世界中に数々ある宇宙旅行プラン。実際どれがいいの? と迷うなら、まずはじっくりと見比べて、比較検討。自分に合ったプランを選ぶのがいい。ふらりと京都、バカンスのハワイ、たまには宇宙。それがこれからの旅行の選択肢だ。宇宙の最前線で活躍する仕事人の徹底取材を始め、生活に密着した宇宙への疑問や展望など、最新事情がよくわかる総力特集はゲーテ11月号にて!
エンタメも楽しめる!? 月周回6日間の旅【約80億円~(推定)】
地球の彼方38万kmにある月を周回する大旅行。地球軌道や月、火星へ乗客と貨物を輸送するシステムとして開発された宇宙船「スターシップ」で月の周りをぐるりと周回。テキサス州から発射後まもなくブースターを切り離し、複数の軌道変更を行いながら月へ向かう。全長120mの宇宙船には約100名が搭乗でき、道中乗客を楽しませる船内施設など、エンタメ業界の参入も今後期待される。
出発予定:2023年以降
提供:スペースX
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飛行時間は11分! 高度100km日帰りプラン【約2,750万~5,500万円(推定)】
高度100kmを超え宇宙空間へ到達するサブオービタル飛行。旅行者は出発の2日前にテキサス州西部に集合し、訓練を受ける。自動運転の宇宙船「ニューシェパード」は、発射台から垂直に打ち上げられるブースターと6人乗りのカプセルで構成。添乗員・パイロットは参加しない。発射約3分後にカプセルがブースターから切り離されると、そこは無重力の世界。シートベルトを外して無重力遊泳を。
出発予定:2021年
提供:ブルーオリジン
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Wi-Fi完備! 気球で行く成層圏6時間【約1,375万円】
気球型宇宙船「ネプチューン」による気軽な宇宙体験。成層圏内なので、重力はあり、訓練も不要。ふらっと乗ってみたっていい。気球を推進力とした与圧カプセルは、リクライニングシート、バー、Wi-Fi、化粧室完備のラグジュアリー仕様。操縦士と乗客8名が搭乗できる。上空30kmから青い地球を見下ろしたり暗闇を眺めたりしながら、宇宙のスリルと静寂さを堪能しよう。この中で宇宙ウエディングパーティなんて日も近い。
出発予定:2024年後半
提供:スペース・パースペクティブ
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カスタムメイドの旅! ISS滞在2週間【約45億~200億円(推定)】
ロシアの宇宙船「ソユーズ」で行くISS滞在型旅行。スペースアドベンチャーズ社は、民間宇宙旅行を20年前から8回実施し、しかも「ISSで何がしたいか」カスタムでプランを作成。これまでの搭乗者は科学実験、ウェブキャストなどをISSで行った。船外に出て宇宙遊泳をするオプションも誕生。その場合は200億円ほど必要。現在2023年出発の枠に空きが。
出発予定:2023年
提供:スペースアドベンチャーズ
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日本観光もしていこう! 日本産宇宙の休日【2,000万円(日程未定・推定)】
東京のベンチャー、スペースウォーカーは、2030年の有人サブオービタル飛行を目指し開発中。日本の宇宙港(現在北海道が有力)から発射予定で、宇宙港近くの観光も楽しめるよう考えている。宇宙船は有翼で自動運転、ヴァージンともブルーオリジンとも違った飛行が楽しめる。クリーン燃料にもこだわり家畜の糞から出るメタンガスを使用。エコな旅に。
出発予定:2030年
提供:スペースウォーカー
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※値段・日程は各社の情報から推測したもので、変更の可能性があります。また1ドルは110円で換算しています。