ホテル海外旅行が制限されている今、日本のよさを見直す旅への注目が高まりつつある。ひっそりとプライベート感に溢れ唯一無二の体験ができる滞在のスタイル。自分の時間を取り戻せる空間でゆったりと過ごす、そんなホテル&宿を紹介。

平戸の海や平戸大橋が一望できる天守閣は、宿泊者のみ夜間も見学することができる。
平戸城の櫓で日本文化を満喫するステイプラン「平戸城 Castle Stay 懐柔櫓」
今年4月、一国一城の主を体験できるという"城ステイプラン"が長崎県平戸市で始まった。
舞台となるのは平戸島の高台に堂々とそびえたつ300余年の歴史を誇る平戸城。2018年から3年にわたって改修され、5つの櫓(やぐら)のうち、「懐柔櫓」が、1日1組限定の宿泊施設となった。

「琳派」をイメージした、デザイン性の高いリビングダイニングの中央には、「江戸切子」をモチーフにしたガラステーブルが置かれている。

寝室は2 階にあり、スタイリッシュな雰囲気のなか、琳派画家の小松孝英氏が描きおろした梅や紅葉の壁画が目を引く。
©Jimmy cohrsen
内装は桃山〜江戸時代の文化を基調にしたモダンな空間に仕上げられ、天井高3mの開放的な1階は、琳派画家の小松孝英氏による蝶をあしらった黄金色の壁画が光のあたり具合でさまざまな表情を見せる。さらに、海にせり出すように造られた、ガラス張りのバスルームは海や平戸大橋が見渡せる絶好のロケーション。

平戸の海が一望できる贅沢なバスルーム。湯船や床などには、御影石が用いられている。
©Jimmy cohrsen
朝日や夕日など、リラックスしながら時間のうつろいを存分に楽しめる。このほか、茶道や座禅など日本文化の体験プログラムも用意され、思い思いの時間が過ごせるのも嬉しい。

平戸を中心とした、九州産の新鮮な食材を使用した創作フレンチが振る舞われる。
地元の食材をふんだんに使った創作フレンチを堪能したあとは、宿泊者だけが足を踏み入れられる夜の天守閣を楽しみたい。無数の星が彩る夜空に、耳を澄ませば心地よいさざ波の音が聞こえる。そんな城ステイで、普段の喧騒を忘れ、非日常の時間に酔いしれたい。

城主の気分を味わえる乗馬体験は、海沿いの散策が人気。
長崎 平戸
平戸城 Castle Stay 懐柔櫓
住所:長崎県平戸市岩の上町1446
TEL:080-2291-9152
客室:1 室(1組5 名まで)
料金:1組最大¥600,000(税サ別)
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