2015年に発足したゲーテのトライアスロンチーム、「GLT(GOETHE LOVES TRIATHLON)」。2026年5月17日に開催されるホノルルトライアスロンに向け、4月26日、恒例の合宿練習が千葉県・館山で行われた。スイム、バイク、ランを実戦形式で行う、本番前の総仕上げ。普段の練習では見えにくい課題と、チームとしてのまとまりが見えた1泊2日となった。

本番前の総仕上げとして、館山へ
ホノルルトライアスロン本番まで約3週間となった4月26日、GLT恒例の合宿練習が千葉県・館山で行われた。
この合宿は1泊2日。早朝から晩まで練習を共にし、夜はメンバー同士が同じ部屋で過ごす。通常の練習会とは違い、競技だけでなく食事や移動、宿での時間まで共有するため、メンバー同士の距離が縮まりやすい。学生時代の合宿に近い雰囲気もあり、チームとしてのまとまりをつくる機会にもなっている。
今回の目的は、5月17日のホノルルトライアスロンに向けた実戦練習。ラン、バイク、スイムをそれぞれ個別に行うだけでなく、一連の流れとして体験することで、本番のイメージを掴むことが狙いだ。
トライアスロンでは、スイム、バイク、ランを連続して行う。ひとつの種目だけなら対応できても、前の種目で疲労した身体のまま次へ移ると、思った以上に身体が動かないことがある。競技間の切り替えや、ペース配分、補給のタイミングなども含めて、実際に試してみなければわからない部分が多い。
その意味で、館山合宿は本番前の総決算ともいえる練習になった。
プールとは違う、オープンウォーターの難しさ
今回、多くのメンバーが特に苦戦したのが、オープンウォーターでのスイム練習だった。
これまでの練習では、主にプールで泳いできたメンバーも多い。プールであればコースロープがあり、壁があり、水面も比較的安定している。距離や方向も把握しやすく、泳ぎに集中しやすい環境が整っている。
一方、海では条件が大きく変わる。波の流れがあり、身体が思った方向に進まないこともある。足がつかない場所で泳ぐことへの不安もあり、視界もプールのようには確保できない。まっすぐ泳いでいるつもりでも、気づけば進路がずれていることもある。
そのため、前方を確認しながら泳ぐ「ヘッドアップ」の重要性も改めて確認された。プールではあまり意識しなくても泳げていたことが、海では欠かせない動作になる。顔を上げることでフォームが崩れたり、呼吸が乱れたりするため、慣れていないメンバーには負荷が大きかった。
練習後には、「思った以上にきつかった」という声も聞かれた。なかには、かなり手応えの厳しさを感じたメンバーも。泳力そのものに加え、足がつかないことへの恐怖心や、波に対応する難しさが重なり、プールとはまったく異なる負荷を体感することになった。
だからこそ、練習中や練習後には、メンバー同士で声をかけ合う場面が多く見られた。不安そうなメンバーに声をかけたり、泳ぎ終えた仲間を迎えたりする様子もあり、チームとしての一体感が少しずつ生まれていることが感じられた。
トライアスロンは基本的には個人競技だが、GLTではチームで練習を重ねて本番を目指している。自分ひとりでは気持ちが下がってしまう場面でも、周囲に同じように取り組む仲間がいることで、もう一度前向きになれることがある。
今回の合宿では、そうした関係性も見えてきた。それぞれができる範囲で声をかけ、励まし合う。厳しい練習のなかでも、チームらしい空気が自然に生まれていた。
本番のスイムの舞台はもちろん海だが、そこはハワイ・ホノルルの青く美しい海。イメージトレーニングをして、気持ちも前向きに挑めるはずだ。
実戦形式で見えた、バイクとランの課題
合宿では、スイムだけでなく、バイク、ランも実戦形式で行われる。
それぞれの種目を単独で練習している時と、続けて行う時とでは、身体の感覚が大きく違う。特にバイクの後に走り出すランでは、脚が重く感じたり、思うようにペースが上がらなかったりする。頭では理解していても、実際に体験してみることで初めてわかる部分がある。
バイク練習では、メンバー同士に自然と競争心も生まれていた。前を走る仲間を追いかけたり、ペースを意識したりすることで、練習にも良い緊張感が加わる。単に淡々と走るだけではなく、互いの存在が刺激になっていた。
もちろん本番では、安全管理や自分のペース配分が重要になる。今回の練習でも、スピードだけを求めるのではなく、自分がどのくらいの強度で走れるのか、どこで無理が出るのかを確認する機会になった。
ランやバイクでは、メンバー同士でペースを意識し合う場面が。疲労があるなかで走るため、決して楽な練習ではなかったが、表情は明るい。きつさはありつつも、実戦に近い形で身体を動かせたことで、本番へのイメージが少しずつ具体的になっていった。
本番に向けて、必要な確認ができた合宿
館山合宿を通して、メンバーはそれぞれ課題を確認することになった。
オープンウォーターでの泳ぎ方。ヘッドアップの精度。バイクからランへの切り替え。ペース配分。疲労した状態でどこまで動けるか。普段の練習だけでは見えにくかった点が、実戦形式で見えてきた。
同時に、チームとしての一体感も高まった。1泊2日で時間を共有し、同じ練習に取り組むなかで、メンバー同士の関係性も深まっている。苦戦した場面も含めて共有できたことは、本番に向けた大きな経験になったはずだ。
ホノルルトライアスロン本番は5月17日。残された時間は多くないが、今回の合宿で得た手応えと課題は、それぞれの最終調整につながっていく。
館山での1泊2日は、GLTメンバーにとって、本番前に必要な確認を行う場であり、チームとして同じ目標に向かう意識を改めて強くする機会となった。心をひとつに、いざ本番へ!
今までの合同練習の模様は下記にて掲載中!
ランはこちら、バイクはこちら、スイムはこちら。















