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2024.04.25

【本藍染ストール作り体験募集】ゲーテの新プロジェクト「JAPANDORAKU」とは?

ゲーテ2024年6月号の「熱狂人生」で紹介している天然藍染師・中西秀典氏が代表を務める本藍染雅織工房で、ゲーテ主催の本藍染体験を実施することとなり、現在、参加者を募集中だ。厳密にいうと、ゲーテが運営する「JAPANDORAKU」の企画なのだが。
JAPANDORAKUとは何なのか? 藍染体験の内容とともにご紹介する。

JAPANDORAKU(ジャパンドウラク)とは?

2024年4月に発足した「日本が誇る本質的な第一級の“コト・モノ・ワザ”を体感しながら理解する」プロジェクト。日本の素晴らしさを世界に発信したい思いから、英語メインの公式HP「JAPANDORAKU」もローンチした。

大工集団「鯰組(なまずぐみ)」とゲーテが進めている究極の家づくり「普請道楽」の海外版ともいえるJAPANDORAKUだが、家づくりはもちろん、さまざまな体験企画を進行中。第一弾として天然藍染師・中西秀典氏から直接レクチャーを受けられる藍染体験を開催する。

合成染料を使わない美しく色移りしない本藍染を自らの手で

中西の息子、勇人氏
中西秀典氏の息子さんで同じく本藍染雅織工房で藍染師を務める中西勇人氏。体験会にも参加予定だ。

本藍染雅織工房の創業は江戸時代。国の選定保存技術に認定されている藍染料「すくも」を原料として、江戸時代から続く「天然灰汁醗酵建藍染」という染色技法にこだわり、藍染を守り続けている。代表の中西氏は、日本で1300年以上続く藍染の伝統を、戦争や震災の時期も経て守り続けて今に伝える重要な人物の一人なのだ。

中西氏は1988年に国選定無形文化財の佐藤昭人氏に師事し、すくもの製造を学び、天然灰汁醗酵建藍染に成功。京都の御祖加茂神社、清水寺等に作品が奉納されていたり、中国やインドネシア共和国へ藍染を出展するなど、世界に誇る藍染師だ。

この度、その中西氏から直接、染め方を教わりながら自らの手で藍染を体験できるプレミアムなツアーを開催する。染めるのは「東洋一のシルク」といわれた1400年にのぼる歴史を持つ最高級の川俣シルクを使ったストール。藍染めの風合いが美しく、軽くて肌触りも滑らかな逸品だ。

実際、中西氏が染め上げたものが製品として販売されているが、その価格は27万5000円(税込)。それが自分で染めるということで、ツアー価格の22万円(税込)で手に入るのだから、この機を逃す手はない。こちらの記事下にあるボタンから申込みを受付中!(受付はJAPANDORAKUサイトのカートにて。5月14日17時締め切り)

今回は特別に体験当日にストールの持ち帰りが可能に

ツアーの行程は以下のとおりだ。

染め上げた後、乾燥に時間がかかる藍染めだが、当日持ち帰ることができるよう、参加者の皆さんの昼食休憩の間に先生方がフル稼働で乾燥作業をしてくださるとのことに。今回特別に当日の持ち帰りが可能になった。

いろいろと特別づくしの藍染体験、奮ってお申込みを。

1300年の歴史を誇る本藍染ストール作り体験

本藍染したストール
甕に布を潜らせる回数で色合いは変化していく。濃淡を好きに選べるということが自分で染める醍醐味。

<実施日>5月24日(金)、25日(土)

<スケジュール>
10:00|京都駅(八条口)集合  
10:30|山科の本藍染雅織工房到着
10:30~12:30|中西先生レクチャー後、藍染め体験
12:30~14:00|昼食休憩(「霞中庵 音和そば」)
14:00~14:30|作品のお渡し
15:00|京都駅(八条口)解散

<料金>22万円(税込、ストール代、駅と工房間の送迎、昼食含む)

<お土産>ストール1枚(70cm×200cm)、名前入り認定証

<注意>◼️藍染の体験が可能な年齢は小学生以上とさせていただきます。ご了承ください。◼️体験される方はお一人ずつお申し込みください。◼️スペースに限りがありますので、体験をしないお子さまの同伴は大人1名につき1名まででお願いします。◼️昼食は体験の方のみのご用意となります。◼️当日の詳細は参加者の皆さんに別途メールにてお知らせします。

【募集締切】2024年5月14日(火)17時まで

TEXT=ゲーテ編集部

PHOTOGRAPH=鞍留清隆

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