ただ高ければいいというワケではない。最上級と呼ばれるものには、それ相応の理由がある。ゲーテが選んだベスト・オブ・ベスト 最上級コレクション。今回はモンブランの万年筆。【特集 最上級主義2024】
書く道具に比例する、手書きの言葉の価値
パソコンやスマホを介した言葉のやりとりが日常となり、自分の手を使って文字を書き記すという行為から、日を追うごとに遠ざかっていく現代人。その結果得られるスピード感や利便性が有益なことに疑いの余地はないが、手書きの機会が減れば減るほど、その行為自体が意味を増し、価値を深めていく。
そこまで書く行為が純化された時に、人は何を使って文字を書くのだろうか。どこにでもある、使い捨てのボールペンを選ぶのはもったいない気がする。どんなペンを持つのかによっても、言葉の重みや深みは変わってくるのではないだろうか。
モンブランの万年筆を愛用している読者であれば、こんなロマンティシズムにも少なからず共感してもらえるはずだ。紙の上にペン先を走らせるだけで、心が躍るあの感覚を。
モンブランのリミテッドエディションという最上級の万年筆を手に入れたら、新年の書きぞめよろしく、来る年にかける意気ごみを書き記してみるのも一興だ。
問い合わせ
モンブランお客様サポート TEL:0800-333-0102
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら