群馬県みなかみ町の山頂で建設プロジェクトが進行中。山と清らかな沢に囲まれ360度人工物のないロケーション。この温泉地で、どんな暮らしが待っているのだろう。
【NOT A HOTEL】
山を登った先に広がる、極上の癒しの空間
川端康成や太宰治も愛した地、群馬県の水上温泉。利根川の源流となる美しい水源を持ち、温泉がこんこんと湧き続ける水の郷だ。この地のある山を登っていくと、突然、平に開かれた景色が広がる。
ここはかつてホテル開発のために途中まで切り開かれたものの建設までいたらず、放置されていた土地だ。その場所をAOSHIMAと同じく有効活用しようと、NOT A HOTELは再び地域のために立ち上がった。それがMINAKAMIのプロジェクトだ。
NASUに続き建築家・谷尻誠と吉田愛による建築デザイン
建築を手がけるのは、NOT A HOTEL NASUに続き、唯一無二の作品を生みだす話題の建築家、谷尻誠氏と吉田愛氏だ。2階建て約250㎡のヴィラが7棟建ち、集落のような趣になるという。
それぞれリビングの窓際には15mにもなるインフィニティプールがあり、そのプールと視覚的につながる露天風呂に浸かれば、みなかみの山々の稜線が目の前に。良質な温泉で身体を芯から温めれば、極上の癒やしを体感できる。建物の外に出れば、それぞれのヴィラから湯煙があがり、どこか懐かしい温泉街・湯治場のような雰囲気となるだろう。
都心からクルマで2時間の「現代に生まれる新しい湯治場」
ここは、東京からクルマでわずか2時間程度でありながら、360度を山に囲まれた絶景の頂。スキー場まではクルマで約20分程度だというから、スノーシーズンは、朝一で新雪の上を滑り、昼過ぎにはこの邸宅に帰ってインフィニティプールへダイブ。天然温泉やサウナでととのうという贅沢もできる。
早朝から滑れば、午後からは仕事にだってとりかかれる。雪が積もる音だけが響く空間は、いつも以上に集中力を高めてくれるに違いない。
現代に生まれる新しい湯治場、その一角を自分のものにする、そんな新しい夢が広がっていく。
群馬・みなかみ|NOT A HOTEL MINAKAMI
Design by SUPPOSE DESIGN OFFICE
谷尻誠+吉田愛
群馬県最北端のみなかみ町に、2階建て、2ベッドルームの7棟のヴィラ「TOJI」を建設予定。レストラン棟も建てられ、薪火でみなかみの野菜や川魚を調理する「薪火レストラン」がつくられる。東京からクルマで約2時間15分。東京エアポートより約50分(10分圏内にヘリポート設置予定)。
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NOT A HOTEL 公式HP