限界を知らない男、モノ、コト――過剰なモノを愛し続けたゲーテ編集部が贈る特集「最上級事典2023」。妥協を知らないゲーテ流の最上級とは何か。今回は、ペットとして飼育可能な希少動物たちを紹介する。【特集 最上級事典2023】
希少な動物とともに過ごす日々はプライスレス
こんな動物も飼えるのか――ここ数年の巣ごもり需要で、生きものを育てる人が増加。マイクロブタやプレーリードッグなどの小動物から、爬虫類、猛禽類までペットの多様化は見る間に進み、その希少性ゆえに数百万円とかなり高額ながら、意外に飼育が可能という珍獣も相当数いる。
主に生体の輸出入や卸し、研究等を行う動物専門商社BURDEN(バーデン)でも、オリンゴという日本初輸入の生きものや、ナマケモノ、オニオオハシといった市場にはなかなか出回らないレアな生体を数多く扱っている。なかでも、雅な甲羅を持つホウシャガメは乱獲などの理由で数が著しく減少し、クルマ一台分にも及ぶ高値で取引されている。
「絶滅危惧種としてワシントン条約附属書Iに記載され、商業取引が禁じられています。ただ環境大臣の許可を受け、ペットとしてブリーディングした個体であれば売買、飼育が可能です」と副社長の須田拓翔氏。
航空運賃の値上げや世界情勢により、そもそも輸入ペットの価格は上昇傾向に。また、希少な生体は日常的にかかる費用、病院の有無などの考慮も必要だ。相当の経済的余裕と心構えを持ち、命あるものだということを肝に銘じたうえで、動物との貴重な時間を楽しみたい。
BURDEN
住所:千葉県旭市上永井875
TEL:050-3172-5065
営業時間:10:00〜17:00