確かな知識と判断力、そして神業的技術を持つ超越者たちをまとめて紹介! ※2024年5月号掲載記事を再編。
1.アスリートやクリエイターもハマる、触るだけで脳の疲れを癒やす、「エネルギー療法」とは
高校・大学と野球に打ちこんでいたが、怪我により引退。その後、スポーツトレーナーの道を歩んだ鈴木涼氏。整体やストレッチなどのメンテナンスや加圧トレーニングのほか、密かな人気が「エネルギー調整」だ。
鈴木氏は、幼い頃から他の人には見えないものを見たり感じたりすることがあり、その不思議な能力を使ってオリジナル施術を編みだした。休んでも抜けない疲労感、ネガティブ思考は、大部分が脳のストレスからくるもので、そのストレスを除去して、新たにエネルギーを入れるという。
「右脳・左脳どちらかがパンパンで偏っている人が多いんです。それを均一にするだけで『かなりクリアになって頭が軽くなった』と感じるはず」と言う言葉のとおり、そっと頭を触られているだけなのに、涙が止まらなくなる人も。
2.青学駅伝部を支える、元アスリートによる鍼灸整骨院
代々木上原駅から商店街を歩くこと1分。フレンドリーな佇まいの整骨院だが、実力は本物だ。
院長の吉田博信氏は現在35歳。かつて、自身も青山学院大学陸上部で長距離を走っていたアスリートである。その縁で、現在は青学駅伝チームのサポートメンバーとして、選手たちのコンディショニングの調整を担っている。
「自分も走っていたからこそ、痛みの状態も気持ちもよくわかる」と、スポーツ障害のケアを得意とし、手技・鍼灸・療法機器でランナーを支える。地域柄、エグゼクティブや経営者、芸能人、メディア関係者が多く通い、口コミで評判は広がっている。
3.大人の男性にこそオススメ、カリスマ美容師の“眉毛アートメイク”
斬新で卓越した技術とセンスで、カリスマ美容師ブームをけん引していた、多田亜樹博氏。今もサロンワークや著名人のヘアメイクで大活躍の彼が、2023年から舵を切ったのがアートメイク分野への進出。
女性にはなじみのあるアートメイクだが、男性への浸透度は高くはない。男性の薄眉をアートメイクすることにポテンシャルを感じた多田氏は、施術に必須である看護師免許を取得するために2年間准看護学校に通った。アートメイクの男性施術者はわずか1~2%といわれ、そのなかでも第一線で活躍中のヘアメイクは現在、彼ひとりだ。
描きだす眉はとても美しく、精悍(せいかん)な仕上がり。
4.全国から足腰に悩む人が訪れる、靴のプロフェッショナル
整形外科医とタッグを組んで病理、生理を研究、そこにドイツマイスターの靴づくりの理念をプラスし、足によい靴づくりを目指して40年ほど前に開業した靴店「アルカ」を率いる久世泰雄氏。マスターオブシューフィッターの資格を有する、シューフィッティングのプロだ。
久世氏の研究と探求心が詰まった店舗には、全国から靴に悩む人が訪れる。大企業の重役クラスのビジネスパーソン、一流シェフやソムリエ、ウエイターといった立ち仕事の人々からも厚く支持されている。
5.Jリーガー御用達、眼精疲労・薄毛にも効く「プーラ式ヘッドスパ」とは
ヘッドスパとの出合いはおよそ20年前のこと。百貨店内の大手美容サロンの店長として外商経由でのエグゼクティブやVIP顧客らを相手に施術し、ヘッドスパの可能性を感じた彼は研究を重ね、独自の「プーラ式ヘッドスパ」を編みだす。
2011年4月、埼玉県浦和市にヘッドスパ専門店プーラをオープン。紹介で施術をした地元Jリーガーたちから火がつき、たちまち予約の取れないサロンへと成長した。
プーラ式ヘッドスパの特長は、2万人の頭皮に触れてきた辻氏が考案した「頭のマップ」。エリアごとの力加減や特徴を記し、痛みや不調の原因となる「波及ポイント」と呼ぶ場所に、独自の技術でアプローチする。