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GOLF

2023.07.15

カットスライサー必見! 体の開きを抑えるジャスティン・ローズのシャドースイング

今回はスイングの正しい軌道について。連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……

切り返しで体を沈み込ませるのがポイント

2023年最後のメジャートーナメント、全英オープン(7月20~23日・ロイヤル・リバプールGC)が近づいてきた。出場する選手たちは誰もが勝ちたいと強く願っているが、なかでも1998年の全英オープンで17歳のアマチュアとして出場し、4位入賞した経歴を持つジャスティン・ローズは地元イングランドでの勝利を切望していることだろう。

ローズといえば、リオデジャネイロ五輪の金メダリストで、かつては世界ランキング1位となり、PGAツアーの年間王者にも輝いたことのあるトップ選手だ。そんな一流選手も2019年以降勝ち星に恵まれていなかったが、2023年から新コーチのマーク・ブラックバーンとタッグを組み、2月のAT&Tペブルビーチプロアマで優勝するなど復活を遂げ、世界ランクも29位まで上昇してきた。

ローズのプレーをPGAツアー会場で見る機会が多かったが、いつもショットの前に体を大きく沈み込ませながらダウンスイングの動きを確認していたことが印象に残っている。このような下半身を積極的に使ったシャドースイングを行うことで、下半身リードでダウンスイングをする動作を体に覚え込ませることができる。加えて、ダウンスイングで地面を強く押すことで、地面反力を使って飛距離を伸ばすことができるようになる。

「体を沈み込ませると、頭が上下に動きすぎるのではないか」と思う人もいるかもしれない。体が沈み込んだままではクラブが地面を叩いてしまうが、踏み込んだ後に抜重をして体が上方向に伸びながらインパクトをするので問題なくボールを打つことができる。

クラブを背中から下ろして上半身の回転を抑える

極端に沈み込む動作が難しく感じられるかもしれないが、このローズのシャドースイングはアマチュアゴルファーのスイング改善に役立つ。特に上半身が先行しがちなカットスライサーには有効な練習だ。

このシャドースイングのポイントは、切り返しで左足を踏み込む際、スクワットをするように体全体を沈み込ませることだ。このとき、体の沈み込みに合わせて手や腕が下りてくるイメージをもつこと。上半身でクラブを振り下ろすのではなく、左足の踏み込みによって下半身が沈み込み、その動きにつられるようにしてクラブが下りてくる感覚を身に付けてほしい。

このシャドースイングにおいて、もう一つ重要なのは手とクラブの位置だ。ローズはこの動作を行う際に、通常のスイングよりも意図的に背中側に手とクラブを下ろすようにしている。この動きを行うことで、切り返し直後に上半身が回転しないようになる。

ダウンスイングで上半身が回転するタイミングが早いと、クラブが外側から下りてきやすくなり、カットスライスの原因となる。クラブをインサイドから下ろすには、切り返しで下半身を先行させることが大事だが、それと同時に上半身の回転を抑制する必要がある。

ローズのように手を背中側に下ろすことで、上半身の回転を遅らせることができる。ダウンスイング初期は下半身を先行させてクラブを下ろし、ダウンスイング後半から体を回転させるように意識をしてシャドースイングを繰り返してほしい。

毎日練習をしているプロゴルファーでも、調子を落としたり疲れたりすると上半身が先行しやすくなりがちだ。このシャドースイングを練習に取り入れて、下半身主導でクラブを振り下ろす感覚を身に付けてほしい。スイング軌道が安定し、スコアアップにつながるだろう。

【動画解説はコチラ】

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■連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……
世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

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吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林司

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