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GOLF

2022.11.19

PGAツアープロも行う、ボールの方向性を改善する“二刀流素振り”のすすめ

今回は、スイング練習方について。連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……

PGAツアープロも行う、ボールの方向性を改善する“二刀流素振り”のすすめ

【両手にクラブを1本ずつ持ってスイング】

PGAツアー選手はボールを打つ練習だけではなく、さまざまな練習ドリルやシャドースイングを行ってスイング構築を行っている。PGAツアー選手のなかでも、サム・ライダーの練習は独特だ。コーチのアダム・シュリバーとともに、フィットネスジムでウェイトを使って上半身を回転させる練習や、練習場では片足立ちの状態になってシャドースイングを行う。加えてよく行っているのが、片手素振りだ。片手素振りを行うことで、体と腕の同調性を高め、手や腕などの末端部分に頼らないスイングを身に付けられる。

アマチュアゴルファーも片手でスイングができるようになれば、初級レベルは卒業と言える。だが、体と腕を完璧に同調させることは非常に難しく、練習を怠るとすぐに崩れてしまいがちだ。

ライダーは片手素振りをさらにバージョンアップした「二刀流素振り」を行っている。宮本武蔵の二刀流のように、両手に1本ずつクラブを持って素振りをするドリルだが、片手だけの素振りに比べて遥かに難しい。この素振りはスイング中のクラブポジションが適切でないとうまく振れないため、スイングチェックの際に役立つ。クラブの重みによって体の中心部を動かすストレッチ効果もあるので、ラウンド前のウォーミングアップにも最適。クラブ2本を使った素振りの練習は、片手スイングの感覚をマスターした中級者や上級者に勧めたい練習方法だ。

【腕を使わずにクラブの間隔をキープ】

クラブ2本を使った「二刀流素振り」の方法だが、まず8番アイアン前後の短めのアイアンを両手で1本ずつ持ってアドレスをする。右利きスイングの場合、実際にクラブを握るときのように、手の位置は左手が上で右手が下になるように構える。両こぶしをぴったりくっつける必要はなく、軽く触れる感じでいいだろう。

実際にスイングを行うときに気を付けてほしいのが、アドレスでできた2本のクラブの間隔をキープして素振りをすることだ。手打ちになっている人や、クラブポジションが適切ではない人はクラブの間隔を保つことが難しく感じるだろう。

多くのアマチュアゴルファーは、バックスイングで右腕が左腕から離れてクラブの間隔が開いてしまう傾向がある。そして、ダウンスイングでは右手を振り戻す動きによって、左手を追い越して、クラブが交差したインパクトになりがちだ。いずれも、右手や右腕を過剰に使ってクラブを振っていることが原因だ。

クラブの間隔をキープするためには、両脇をしっかり締め、体と腕を同調させる必要がある。感覚としては、両腕はアドレスの位置から動かさず、体の動きによってスイングするイメージだ。腕はクラブを支えるだけで、胸郭を中心とした体の回転を行いながら、股関節や脚などの下半身を連動させてスイングをしてほしい。

スイングの振り幅に関しては、普段のトップの位置までクラブを上げるのは難しいので、バックスイングで左腕が地面と平行になるくらいまでの振り幅で構わない。フォロースルーも同様に右腕が地面と平行になるまで行うといいだろう。

最初のうちはクラブの間隔をキープできず、クラブの間隔が離れたり交差したり、クラブがぶつかってカチャカチャと音がなったりとうまくいかないことが多いだろう。しかし、何度も練習を繰り返すうちに、体と腕を同調させられるようになり、スムーズに素振りできるようになる。その頃には、スイングのレベルも格段に高くなっているはずだ。

動画レッスンはこちら↓

過去連載記事

連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……
世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

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TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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