GOLF

2022.04.30

米国No.1コーチが教える! ボールを真っ直ぐ飛ばすテクニック──連載「吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン」Vol.190

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム190回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。【連載 吉田洋一郎の最新ゴルフレッスンはこちら】

米国ゴルフダイジェスト誌の全米トップ50インストラクターに選ばれた、ジョージア州No.1ゴルフコーチのアンドリュー・ライス。今回はライスの特別レッスンを掲載している『欧米流スイングで90切り』(吉田洋一郎著・学研プラス)から、一部抜粋し再構成したレッスン記事と動画をご紹介します。

【ショットの正確性を高めるフラフープイメージ】

こんにちは、アンドリュー・ライスです。今回はショットの正確性を改善するための考え方をご紹介したいと思います。ゴルファーにとって、コース内にボールが収まるように、まっすぐにボールを飛ばすために大切なポイントはクラブフェースの向きです。フェースの向きをコントロールすることは、スイングテクニックを身に付けるうえで大変重要な要素です。

このフェースの向きを改善し、インパクトの精度を上げるために最も大切なことは、目標方向に対してストレート軌道で振ることです。シンプルなことですが、多くのアマチュアゴルファーにはできていません。
トラックマンのような弾道計測器はゴルフティーチングにおいて大きな助けになっています。実際、私はトラックマンを長い間使ってきましたが、スイング軌道に関してはトラックマンの数値を見るまでもなく、左右に振り過ぎるのを簡単に見分けることができます。

皆さんがストレート軌道のスイングを身に付けるために、スイング軌道をフラフープでイメージしてみることをおすすめします。フラフープをターゲットに対してスクエアにセットし、ストレート軌道で打てば、フラフープの線に沿うようにヘッドが動くはずです。しかし、スイング軌道がインサイドアウトやアウトサイドインになると、フラフープが右を向いたり、左を向いたりしてしまいます。そうすると、インパクトでフェースが開いたり、閉じたりしやすくなります。

ストレート軌道のスイングをすれば、インパクトの時にフェースの向きを調整する必要はありません。手首を使ってフェース面を調節する必要もないですし、ボールを捕まえる動作をする必要もありません。

アイアンではストレート軌道でスイングすることができれば、わずかなドローになると思います。ドライバーでは、少しフェードがかかったほとんどストレートな球になると思います。

練習では、ボールの手前にアライメントスティックのような細い棒を置いて、ストレート軌道で打つことをイメージする練習を行ってみてください。ダウンスイングとフォロースルーでは、フラフープをイメージしてストレート軌道でスイングをするようにしましょう。

スイング軌道だけではなく、アドレスの向きにも気を付けてください。無意識のうちに右や左を向いていることがあります。アドレスの向きが間違っていると、いくら良いスイング軌道でもミスショットの原因となります。

非常にシンプルに聞こえるかもしれませんが、大事なのはターゲットに向かってストレートな軌道でスイングすることです。ストレート軌道でスイングできれば、コース内にボールをキープできて、ゴルフがもっと楽しくなります。

動画レッスンはこちら!

【連載 吉田洋一郎の最新ゴルフレッスンはこちら】

TEXT=吉田洋一郎

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