2021年5月、ついに念願かなってYouTubeチャンネル「ホトゴルフ」を開設。雨上がり決死隊の解散後も精力的な活動を続ける芸人・蛍原徹さんに、どこまでも深く、誰よりも強い“ゴルフ愛”を聞いた。
大人は外に出ないとダメ
芸能界屈指のゴルフ通といえばやっぱりこの人、蛍原徹である。「通」というよりマニア、いや「マニア」というより……。
「自分で言うのもあれやけど変態でしょ（笑）。皆さん、"ふとした瞬間"に何考えてるの？ 僕は四六時中ゴルフ。それ以外に考えることって、あります？」
きっかけは15年前。「ゴルフやるような人間にはならんとこ！」と固く誓い合った東野幸治と岡村隆史が、知らぬ間にどハマりしていた。
「『やってますやん！』と突っこんだら東野さんが言ったんですよ。『とにかく1回やってみ。ホトちゃんは絶対にハマる』と」
後輩観察力に定評のある先輩のそんな言葉が、どうも心に引っかかった。「じゃあ連れてってください」と腹をくくり、いきなりラウンドに繰りだした。メンバーは東野と出川哲朗、それからネプチューンの堀内健だ。「もー、楽しくて。ホリケンはゴルフ場でもあんな感じやし、出川さんはお風呂ではしゃいでるし。その日の帰りにはヴィクトリアゴルフに寄って道具一式買ってました（笑）。やっぱりメンバーが大事やね。特に1回目は絶対に仲のいい友達と行くべきです」
あれから15年。ある年はスコアにストイックに、またある年はとことんエンジョイ志向にと、ライフステージの変化に合わせてゴルフとの向き合い方は変わってきた。でも、ゴルフの面白さは「ずっと頂点。ずっと変わらない」。
打ちっ放しの練習も楽しい。ラウンドはもっと楽しい。ギアもファッションも好きだ。だから自らを「変態」とまで評するが、もっと大切なことにも気づいたという。
「基本、人って、外に出て遊ばなきゃいけないってことです。皆さんは足りてますか？全部投げだして、外に出て思い切り楽しむ時間」
ハワイのタートルベイでのラウンドの途中。目の前に広がる＂超絶景＂に気づき、一緒に回っていた仲間に「ここでやめるわ」と伝えて座りこんだ。そのまま3時間。要はそういう最高の時間を過ごすためにゴルフ場に向かうのだ。
「今までは宮迫がおってくれたけど、これからは僕なりに頑張らんと。で、仕事を頑張るためには健康が大切。それはゴルフによって保たれているようなもんだから、僕にはゴルフは絶対に必要なんです（笑）。80歳まではラウンドしたいね」
Hotochan’s Golf Collection
CAP／キャップはゴルフにおけるマストアイテムのひとつ。自身のYouTubeチャンネル「ホトゴルフ」のロゴを冠したキャップも製作してしまうほどのこだわりよう。
SHOES／気分や天気に合わせられるように、シューズのバリエーションも豊富に準備。「ゴルフ場でも、お洒落は足元からでしょ？スパイクレスが最近の気分です」。
WEAR／こちらもカラーバリエーションの豊富なラインナップ。ゴルファーとしての蛍原さんの譲れないこだわりは、「シャツをちゃんとズボンにINすること！」。
ACCESSORIES／右：小物入れとして使いやすいIOMICのミニキャディバッグ。保冷機能つき。左：50歳の誕生日に「東野ゴルフクラブ」からもらった蛍原さんの顔写真入りマーカー。
GEAR／真ん中が今の1軍と、スコップ要らずの目土袋（めつちぶくろ）。「ゴルファーの嗜みとしてターフエイドも欠かせません」。握っているのは仏発パターメーカー「ARGOLF」の新作！
YouTube／5月に開設したYouTubeチャンネル「ホトゴルフ」は構想1年半。「自分がやりたいと思うゴルフ番組を作りたかった」とのことで、企画にも積極的に携わる。
Toru Hotohara
1968年大阪府生まれ。吉本興業所属。NSC同期の宮迫博之と組んだ雨上がり決死隊は2021年8月に解散。'21年5月、YouTubeチャンネル「ホトゴルフ」を開設。プライベートでは2女のパパ。
GOLF PROFILE
ゴルフ歴:15年
年間ラウンド数:今年は10回（ピーク時は80回！）
ベストスコア：76
始めたころのスコア:140くらい
回ってみたいコース:マスターズ開催コースのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
よく行くゴルフ仲間:東野ゴルフクラブのみんな
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