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GOLF

2021.12.07

名門中の名門!難攻不落の山のリンクス【日本のツウなゴルフ場#1】

ゲーテ1月号の総力特集はゴルフ特集!ゴルフ場は社交の場であり、仲間とともに楽しむ場。歴史と伝統を誇る名門から、来季オープン予定のニューカマーまで国内屈指のゴルフ場を厳選して紹介する。

鳴尾ゴルフ倶楽部

空から鳴尾を俯瞰するとまさしくリンクスコース。

100年の歴史を誇る、名コース設計者の助言が光る格調高き「鳴尾ゴルフ倶楽部」

鳴尾ゴルフ倶楽部は、すでに100年を経ている。にもかかわらず、いつも新鮮さを失っていない。それは、まるで樹齢100年の樹木のように、堂々とした風格を持ち合わせ、しかも枝葉にいたるまで生き生きとした味わいがある。その丹精がこめられたサマが、鳴尾の魅力を引きだしている。

鳴尾のルーツは、鳴尾浜(甲子園浜の隣)で始まった。1930年に、いまの兵庫県川西市に移転。幸運だったのは、来訪していた名コース設計者のC・H・アリソンのアドバイスを受けたことだ。アリソンによって、まさに画竜点睛(がりょうてんせい)の輝きを見せた。

浜のリンクスに対して、山のリンクスと呼ばれたのは、あながち語呂合わせではない。鳴尾の今のコースを、上空から俯瞰した風景を想像してコースレイアウトを見ると、確かにスコットランドにあるようなリンクスコースの雰囲気を醸しだしている。グリーンは、小さく、細かいアンジュレーション。バンカーもぐるりとグリーンを囲み、その深さといい、難度はまさしくアリソン・バンカーそのもの。しかし、アベレージゴルファーであっても、なぜか愉しめる。

歴史的にも、そのコースのクオリティでも格調の高さがあるが、決してその空気感には嫌みがない。それはメンバーたちの倶楽部に対する愛情によるものだ。鳴尾は、100年前から、いわゆる法人メンバー制がない。

ゴルフは、プライベートで嗜むもの。そして、メンバー全員が、仲間であり、ファミリーだという理念からだ。溶けこみやすさ、和やかさはそこに起因する。

ゴルフは、なかなかうまくいかないから面白いと言った先達がいた。それでいて、ごくまれに会心のできもある。その歓喜と落胆の繰り返しから、今度こそという自分に対する期待感と挑戦心が膨れ上がって、やめられない。鳴尾ゴルフ倶楽部でプレーすると、難攻不落のコースだからこそ、その心の余韻がたまらなくて、やみつきになる。

兵庫・川西/鳴尾ゴルフ倶楽部
住所:兵庫県川西市西畦野金ヶ谷1-4
TEL:072-794-1011
開業:1920年初夏

TEXT=三田村昌鳳

PHOTOGRAPH=宮本 卓

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