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GOLF

2021.08.27

膝は曲げない! パッティングはアドレスが9割、3つの基本

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム156回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

アドレスで膝を曲げすぎない

ショットの場合、アドレスを見ればゴルファーの腕前がわかると言われるが、パッティングでもアドレスを見ただけでどのレベルかがわかる。パッティングが上手な人はアドレスの姿が美しく、いかにも入りそうな雰囲気を漂わせている。タイガー・ウッズなどパッティングの名手たちは、腰から前傾してスッと立ち、体と腕が一体化させた状態でストロークをしている。

それとは逆に、膝が大きく曲がっているアドレスは上手そうに見えないし、機能的にも良くない。このような構えをしている人は下半身を安定させようと膝を曲げて腰を落としていると思うが、膝を曲げることで骨盤を前傾させることができず、十分な前傾姿勢が取れなくなる。そのため、適切な体の回転を行うことが難しくなり、手打ちのパッティングとなってしまう。PGAツアー選手のように肩を縦回転させる振り子型ストロークをするには、膝はほとんど曲げずに骨盤から前傾し、十分な前傾角度を確保する必要がある。

前傾角度を確保し、バランスが良いパッティングアドレスをつくるためには、適切な手順でアドレスをすることが大事になる。まず、パターを持たずに膝を伸ばし、手を太ももにおいた状態から徐々に腰からお辞儀をするように前傾角度を深めていく。手が膝の上部に触れたら、腕をダランと下げて、その位置でパターを握ろう。この手順を行う際に気を付けてほしいのは、膝を曲げてから前傾しようとしないことだ。膝は最後に緩める程度にして、曲げる意識は持たなくていい。

このアドレスの手順を行う際にもう一点確認してほしいのは肩と手の位置関係だ。肩の真下に手がある状態にすることでイントゥインのストローク軌道を行いやすくなり、振り子型ストロークをすることが容易になる。手の位置が肩よりも内側にあると、バックスイングのヘッド軌道がアウトサイドに上がりやすく、外側にあるとインサイドに入りやすくなる。手の位置が適切ではないと、ストローク中に軌道を修正する必要があるので再現性が低下するので気を付けてほしい。

これまで膝を曲げてパッティングをしてきた人は、膝を伸ばしすぎているように感じるかもしれないが、鏡で確認してみれば見た目の違和感はないはずだ。また、ボールが遠く感じるかもしれないが、それは今まで膝を大きく曲げて前傾角度が取れなかったことでボール位置が近くなっていたからだ。アドレスの手順をしっかり覚えて、どこからでも入りそうな雰囲気をグリーン上で漂わせよう。

手のひらでグリップし、ボールは左に

アドレスの姿勢を整えたら、次に気をつけてほしいことが2点ある。それはグリップとボールポジションだ。

まずグリップだが、ショットのように指先で握るのではなく、手のひらで握るパームグリップで握ってほしい。左右ともに手のひらの生命線にグリップを沿わせるようにして握るといいだろう。パターのグリップをショットのように指先で握ってしまう人がいるが、指でグリップすると構えたときに腕とパターに角度ができるので、腕とクラブが一体化しにくくヘッドが走りやすくなる。パームグリップだとシャフトと前腕を一直線にして構えやすく、パターと腕を一体化しやすくなるので、体の回転で再現性の高い振り子型ストロークを行うことができる。

もう一つ重要なのはボールの位置だ。よくボールを真ん中に置いている人がいるが、真ん中より左にボールを置いてほしい。パッティングではボールをややアッパー気味に打つと良い回転で転がっていくので、クラブ軌道の最下点よりも先にボールを置くことが大事になる。ドライバーのように左足の内側を基準にして、自分に合ったボールポジションを見つけてほしい。

また、腕とパターを一体にしてストロークするため、左腕とパターはできるだけ一直線になるようにしたい。左脇を締めてかまえると、左手のグリップの位置は左太ももの内側付け根あたりにくる。その位置でグリップし、ボールを左に置くことで、腕とシャフトが一直線になり再現性の高いストロークが可能になる。ボール位置を真ん中にしたり、右手を基準にアドレスすると、左手首が甲側に折れたハンドレイトの構えになるので気を付けてほしい。

パッティングの成功のカギはアドレスの形が9割を握る。アドレスの姿勢やグリップ、ボールの位置に細心の注意を払えば、パット数が減りベストスコアも狙えるはずだ。

 

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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