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GOLF

2019.10.18

筋力や柔軟性が落ちてもゴルフで飛距離を伸ばす方法

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム66回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

吉田洋一郎

エネルギーは内力と外力に分けられる

誰でも例外なく、加齢によって筋力が衰える。そして比例するように飛距離も落ちる。しかし飛距離を取り戻すためには必ずしも筋力が必要ではない。なぜなら筋力が生み出す力は、スイングが作り出す力の一部にしかすぎないからだ。

スイングで作り出される力は「内力(ないりょく)」と「外力(がいりょく)」に分けられる。内力とは自分自身が作り出す力で、筋力が生み出す力はこちらに分類される。一方の外力は、遠心力や反力(反動の力)など、外的要因によってもたらされる力だ。

つまり「内力」が落ちてきてしまっても、「外力」に伸びる余地があれば飛距離を取り戻すことができるし、場合によっては内力一辺倒で飛距離を補っていたころよりも、ヘッドスピードを上げられる可能性だってある。

年齢が高い人にほど、地面反力を勧めたい理由

年齢による筋力低下は体に負荷をかける筋力トレーニングによって緩やかなものにすることができる。しかし、筋力は簡単に向上するものではないし、トレーニングをゴルフの結果に結びつけるためには優秀なトレーナーと年単位で根気強い取り組みを行う必要がある。筋力を維持・向上することも大事だが、もう少し違う方法を選択したほうが効率がいいだろう。

ある60代後半のアマチュアゴルファーが飛距離不足に悩んで訪ねてきたときのことだ。若いころは230ヤードだったドライバーの飛距離が年々落ちて今では50ヤード減の170ヤードになりゴルフをやめたくなったと嘆いていた。体力のあるころに身に付けた筋力にたよったスイングをしていた結果、体力の減少と共に急激に飛距離が落ちたのだ。

筋力や柔軟性が必要なスイングをしていると、体に負担がかかることはもちろん、年齢が上がるにつれ急激に飛距離が落ちてゴルフが楽しめなくなる可能性がある。90歳でも200ヤード以上飛ばす「スーパーおじいちゃん」もいるし、60代から20ヤード以上飛距離を伸ばす人もいる。60代でガクンと飛距離が落ちている人は今まで効率の悪いスイングをしていたツケがまわってきたと言えるだろう。

そこで、ベテランのプレーヤーほど外力を大きくする方法にチャレンジしてもらいたい。

特に地面反力を使ったスイングを試してみるといいだろう。地面を踏み込むことではね返ってくる力をスイングに生かす打ち方だ。

こちらを参照⇩
欧米のトッププロも使う地面反力の使い方

多くのアマチュアは本来自分が飛ばせる能力を最大限発揮できていない。むしろ自分でその能力にブレーキをかけている状態だ。地面反力を使うことは決して自分の持っている能力以上のものを発揮できる魔法の薬ではない。あくまでも自分でかけていた制限を外して自分の本来出せる飛距離を出すための方法だ。

地面反力を生み出すためには、力の向きやタイミングが大事になる。特にダウンスイングのときに左足で地面を踏み込むタイミングがつかめれば、大きな反力を生み出しそれをヘッドスピードに変えることができる。ちょっとしたコツは必要だが、歩くことができればできる動作だ。まずは左足を踏み込むタイミングをつかむためにヒールアップで素振りをする練習から始めるといいだろう。思っているよりも早いタイミングで行うのがポイントだ。

「もう年だし」や「これから新しい打ち方を覚えるのはちょっと」という壁さえ作らなければ、何歳になっていても人生の最高飛距離を出せる可能性はあるのだ。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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