今回のテーマはウェッジショット。100ヤード以内の微妙な距離感の打ち分け法からグリーン周りのアプローチまで、ウェッジに関する基本となるスキルを6回に渡り古閑美保プロが伝授してくれる。賞金女王にまで輝いたそのテクニックは驚くほどシンプル。我々アマチュアにも真似できるウェッジテクニックをマスターしよう!
アプローチに体重移動は不要!
たまにアマチュアの方で見かけるんですが、アプローチで体重移動をしている人がいますよね。100ヤード以内のところで話したことと同じですが、小さな構えをして小さいショットをする時ほど動かないほうがいいんです。
ドライバーは若干体重移動をしてもいいと思います。私だって少しはスエーしますから。でもアプローチは小さい動きになるわけですから、なおのこと動いてはダメなんです。だから左足1本で立っている感覚で打つくらいがいい。頭は絶対に動かしてはダメです。
左足の股関節の上に体重が乗った状態をアドレスで作ったら、そのままの体勢をキープして振る。変に体重移動をさせようとするから当たらなくなるし、結果的に手先で当てようとしてしまう。ただ、左足で支える時も左足の外側ではないです。これまで説明してきたのと同じで左足の内側で支えてください。
コガミホ流アプローチイメージ
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左足1本で立った状態のアドレスを作る。その体重配分をキープしたまま、スイングすれば頭は絶対に動かない!
コガミホ流アプローチ連写
基本はピッチ&ラン。できるだけシンプルに打つために、難しいことは絶対にやらないと決めておく。できないことをやろうとするからミスになるんです。