アメカジ、アメトラ、プレッピー。デニム、スウェット、ダウンベスト。ファッションに“アメリカ”は、声高に復権を唱えずとも常に気づきをくれる偉大な国だ。時代とともに進化し続ける、アメリカンスタイルを今こそ。スタイリング編。人気スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
1.カラーチョイスとサイズが重要なキーポイントに
1970年代のヘビーデューティブーム以来、デイリーウェアとしてメジャーとなったダウンベスト。野暮ったくならない着こなしの秘訣は、吟味したサイズ感と、全体の色数を極力抑えることにあり。
ユーズドのベスト¥9,900(フォヴォス TEL:03-3797-5822)、ラガーシャツ¥17,600(バーバリアン/ヤヨイ TEL:03-3833-5238)、ショートパンツ¥31,900(ブッチャープロダクツ/タイムウォーンクロージング TEL:非公開)
2.トラッド×ミリタリーが個性をぐっと際立たせる
金ボタンのブレザーには、ミリタリートラウザーズとニットタイを。胸元のピンズと合わせることで、さらに茶目っ気を添えて。
ジャケット¥90,200、ニットタイ[参考商品](ともにポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20)、シャツ¥78,100(トム ブラウン/トム ブラウン 青山 TEL:03-5774-4668)、パンツ¥29,700(ザ・リアルマッコイズ東京 TEL:03-6427-4300)、シューズ¥211,200(オールデン/ラコタ TEL:03-3545-3322)、その他スタイリスト私物
3.アイテムの存在感をより高めるボトム&シューズ
マドラスチェックのパッチワークシャツは、夏のアメカジを象徴する1枚。6インチクラシックモックの赤みのあるレザーシューズで、着こなしにパンチを効かせて。
シャツ¥44,000(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20)、ショートパンツ¥30,800(ブッチャープロダクツ/タイムウォーンクロージング TEL:非公開)、ブーツ¥51,150、ソックス¥1,870(ともにレッドウィング/レッドウィング・ジャパン TEL:03-5791-3280)
4.互いの魅力がさらに増すマッチアップ・レイヤード
ツイードジャケットの上に羽織ったのは、元はアウトドアアイテムながらA・ウォーホルが愛用したことでフォトグラファージャケットの名が冠された1着。
ジャケット¥99,000(ジョーマッコイ/ザ・リアルマッコイズ東京 TEL:03-6427-4300)、下に着たジャケット¥154,000、シャツ¥31,900、ネクタイ¥17,600(すべてブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-02-1818)、ユーズドのジーンズ¥877,800(リーバイス 501XX/ベルベルジン TEL:03-3401-4666)、その他スタイリスト私物
5.自由と規律を内包するアメリカンラグジュアリー
スーツという保守的なアイテムを、独自のバランスとフィットで美的にモダナイズ。トム・ブラウンが生みだしたスタイルは、今や新世紀のアメリカン・シックの象徴的存在に。
スーツ¥427,900、シャツ¥78,100、ネクタイ¥25,300、タイバー¥51,700(すべてトム ブラウン/トム ブラウン 青山 TEL:03-5774-4668)、シューズ¥211,200(オールデン/ラコタ TEL:03-3545-3322)、その他スタイリスト私物
6.大人にこそ似合うデニムのセットアップスタイル
19世紀末のゴールドラッシュに始まり、アメリカ文化とともにあり続けたデニム。着続けることで表情が変わる経年変化の愛おしさは、まさに相棒と呼ぶにふさわしい。
デニムジャケット¥89,100、ジーンズ¥66,000(ともにワンピースオブロック/フォーティナイナーズ TEL:0748-23-4762)、スエットシャツ¥14,960(イエール/セプティズ TEL:03-5481-8651)、シューズ¥216,700(オールデン/ラコタ TEL:03-3545-3322)、ソックス¥1,870(レッドウィング/レッドウィング・ジャパン TEL:03-5791-3280)