FASHION

2025.02.10

リーバイス「No.3デニム」も! マニア垂涎、三重のレアショップ「KBS ヴィンテージ」

オーナーの卓越した審美眼と豊かな経験に裏打ちされた品揃えが無二の魅力を放つ、日本各地のギャラリーショップを厳選。価値ある逸品と出会うためだけに、わざわざ足を運ぶ意義は大いにある。今回は、三重の「KBS ヴィンテージ」を紹介する。人気スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。

「KBS ヴィンテージ」のジーンズ

所狭しと並ぶ名作ヴィンテージに圧倒される

店主の木本力さんがヴィンテージとストリートクローズを扱う「KBS」をオープンしたのは2001年のこと。ことヴィンテージに関しては、店を構える7年前から海外での買付けや個人売買などを駆使し、独自の視点で希少なアイテムを収集してきた。

2020年には現在の場所の2階に、珠玉のヴィンテージのみを集めた完全予約制のギャラリーショップを設置。日本でも屈指のレアヴィンテージショップとして、日本国内はもちろん、三重の地まで海外から足を運ぶファンは多い。

手に入れたばかりというリーバイスのヴィンテージジーンズは目を見張る。いわゆる「No.3デニム」と呼ばれている逸品だ。1880年代に生産されたワンポケットで、パッチの状態も良好。4年もの月日を交渉をし続け、四国のオーナーからやっと譲り受けたもので、30年近くヴィンテージ業界に身を置く木本さんに「これ以前の年代の同モデルは見たことがない」と言わしめるほど希少な1本だ。

他にも大戦モデルをはじめとする名品が並び、そのラインナップは垂涎もの。名古屋からクルマで一時間足らずだが、目当ての逸品を手に入れた高揚感で帰路は相当短く感じられるはずだ。

ガレージの2階フロアには、ヴィンテージデニムやシャツ、スウェットなどのほか、ナイキやヴァンズなどスニーカーのヴィンテージも並ぶ。なかでも希少なのが、好きが高じて買い付けていたというキッズサイズのリーバイスのヴィンテージ。世界的な価格の高騰で、今では手に入れられないものもかなり揃っている。

KBS ヴィンテージ
住所:三重県四日市市曽井町890-1
TEL:090-7601-7208
Instagram:@kbs_vintage

TEXT=畠山里子

PHOTOGRAPH=荒井俊哉(yard)

STYLING=野口強

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