昨今、明らかに街で見かけることが増えたスイス発のスポーツブランド、「On(オン)」の魅力を徹底的に解剖。第2回はトップアスリート用シューズの開発について話を聞いた。
アスリートが“勝つ”ためのシューズ
個性的なルックスや快適な着用感に注目が集まりがちだが、Onは創業以来、一貫してアスリートが“勝つ”ためのシューズを開発し続けている。近頃はトラックレースでも存在感を発揮しているOnの取り組みについて、オン・ジャパンの創業メンバーのひとりであり、PR担当の前原靖子氏に話を聞いた。
「例えばトライアスリートでは、東京五輪金メダリストのクリスティアン・ブルンメンフェルト選手や、2022年のアイアンマン世界選手権の男子チャンピオンのグスタフ・イデン選手が、現在Onの契約アスリートです。またマラソンでは、ヘレン・オビリ選手が2023年4月のボストンマラソンで、Onのシューズを履いて優勝しました」
そんなトップ選手たちのレースを支えるシューズとして開発されたのが、「クラウドブーム エコー 3」だ。
「ライトニングチームと呼ばれる専門チームが、トップアスリート用のシューズを開発しています。『クラウドブーム エコー 3』は、ライトニングチームが作ったシューズが初めて商品化されたものになります」
また、アメリカやヨーロッパ、オセアニアに拠点を持つOAC(On Athletics Club)という陸上トラック競技チームに所属している選手の活躍からも、目が離せない。
「女子1万メートルのアリシア・モンソン選手や男子1万メートルのジョー・クレッカー選手、男子1500メートルのオリバー・ホーア選手など、東京五輪で結果を残した選手もOACに所属しています。ブダペストで開催中の世界選手権、2024年のパリ五輪でもOACの選手たちが活躍してくれるでしょうし、そのために最大限のサポートをしていきます」
今後、Onのシューズを履いたアスリートが世界の舞台に躍動する姿が多く見られるに違いない。
問い合わせ
オン・ジャパン TEL:050-3196-4189