強烈な陽射しが照りつける夏は、サングラスが必需品。世界的に信頼されている日本製のなかでも、ギラつきをカットしてクリアな視界を得られる偏光レンズを選べば完璧だ。【2023夏の最上級ギア#28】オールドジョー グローブスペックス オプティカル コー(O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.)のサングラス。
ヴィンテージにしてトレンド感
想像(イマジネーション)は創造(クリエーション)の源泉だ。
いまだ存在しないものをまず頭にイメージし、具現化していく。クリエイティブとはそんな行為に他ならないからだ。
オールドジョー グローブスペックス オプティカル コーのサングラスは、まさにそんなイマジネーションの産物である。
アパレルブランド「オールドジョー」デザイナーの高木雄介氏と、アイウェアショップ「グローブスペックス」代表の岡田哲哉氏がタッグを組み、“想像上の理想のヴィンテージアイウェア”を具現化していく同ブランド。
クラシックなブロウタイプのサングラス「ヘンリー」も1枚の写真から着想しており、過去と現在、虚と実が渾然となった独創的魅力を放っている。
過去と現在が溶け合う想像力が生んだ逸品
1950年代後半に新橋駅前の群衆を捉えた写真。そのなかで市井(しせい)の人物が掛けていた眼鏡からイマジネーションを膨らまして完成させたモデル「ヘンリー」。
パントゥと呼ばれるラウンドシェイプのブロウタイプで一見クラシックだが、バランスは現代的だ。
レンズの上部のみをプラスチックのリムで囲った、ブロウと呼ばれるクラシックなフレームタイプ。しかし、通常は左右に分かれているブロウパーツが一体型になっており、中央のブリッジまでカバーする独創的な構造となっている。
クラシックななかに、どこか近未来的なムードも感じさせるのはそのためだ。薄いブルーの爽やかなレンズとベストマッチ。