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FASHION

2022.08.31

小山薫堂がいち早く体験! 眼鏡のプライベートサロン「THE SALON by EYEVAN」とは

「着る眼鏡」をコンセプトに掲げるアイウェアブランド「アイヴァン」が、青山の骨董通りにある「EYEVAN 7285 TOKYO」の2階に特別なプライベートサロン「THE SALON by EYEVAN」を2022年8月26日にオープン。そこをアイヴァン愛用者である、放送作家・脚本家の小山薫堂氏がいち早く訪れた。

眼鏡だけでなく、雑貨やオブジェなどが置かれ、アイヴァンの世界観を描きだす。来店者の知的好奇心を刺激する本は、ブックディレクターの幅允孝氏がセレクトしたものだ。

プライベートサロンで眼鏡を選ぶという贅沢

眼鏡は実用品であり、ファッションでもある。そして新しい自分に出会うきっかけを作ってくれるアイテムでもある。

しかし、だからこそ眼鏡選びは悩ましい。フレーム選びにも時間がかかるが、レンズの色選びや視力検査などまで含めると、ショップでの滞在時間は軽く1時間を超えてしまう。当然店内は混み合うので、ゆっくりと眼鏡選びを楽しむことができないと思っている人も少なくないだろう。

そんな悩みを解決してくれるのが、眼鏡ブランド「アイヴァン」がオープンした初の予約制サロン「THE SALON by EYEVAN」。青山・骨董通り沿いにある「EYEVAN 7285 TOKYO」の2階にあり、プライベートな空間で、経験豊富な専任スタッフがゲストのリクエストに応えて事前にセレクトした眼鏡を中心に、アイヴァンすべてのコレクションを見ることができる。これはスケジュールに追われるビジネスパーソンにとっても嬉しいことだ。

この「THE SALON by EYEVAN」を小山薫堂氏がいち早く体験。すでにアイヴァンの顧客であるため、過去の購入履歴からスタッフがフレームを5本セレクトし、到着を待っていた。

サロンにはアロマ空間デザイナーの深津恵氏が調香した香りが広がり、DJ/プロデューサーである田中知之氏がセレクトしたレコードの中からスタッフがゲストをイメージした1枚を選び、BGMとして流している。また、アイヴァンと世界観を共有するアートや本も置かれるが、これも超一流のクリエイターが選んだもの。五感を刺激する空間を作ることも、アイヴァンが考える“おもてなし”なのだ。

個室も用意。家具は低く設えており、リラックス感のあるムードを作りだす。シックな色使いの中にパープルやオレンジを利かせている。

サロン内で視力検査も行えるので、眼鏡を外した姿を他人に見られる心配はない。なお予約は1枠90分となっているので、十分に時間をかけて眼鏡選びができる。

デジタル音源ではなく、敢えてレコードにした理由は、レコードを選び、ターンテーブルにセットし、針を落とすという行為自体がおもてなしであると考えるから。

サロンの中にはアート作品も飾られる。こちらは小山氏の友人である写真家のアレックス・ムートン氏の作品「着陸誘導灯の橋」。

小山氏が到着すると、一番奥のソファスペースに通される。スタッフが眼鏡業界の新作事情やトレンドなどを解説しつつ、用意した眼鏡をひとつひとつ試着していく。

「夏から秋にかけての眼鏡なら、軽めのフレームがいいですね。ブルーのレンズやクリアのフレームは、自分だったら選ばないタイプの眼鏡ですが、自分の履歴から提案してもらった眼鏡なら選びやすいし、ちょっと冒険してもいいと思えます。

僕はそれほどではないのですが、眼鏡を外した姿を見せたくないと思う方もいるかもしれないですし、こういったプライベート空間は喜ばれるでしょう。

最近は“眼鏡と時計は、男性のジュエリー”ともいわれます。時計の場合はラグジュアリーな空間を作っている店舗は少なくないのですが、眼鏡はラグジュアリーに買い物ができる場所がありませんでした。ですからこうやって丁寧に接客してもらえるサロンができることで、眼鏡のイメージがさらに上がるのではないでしょうか」

過去にアイヴァンのブティックで眼鏡を購入している場合は、その履歴をもとにスタッフが事前にお薦めのアイテムを用意。初めての来店の場合も、ホームページから予約する際に好みや要望を伝えることができる。

眼鏡をかけること、装うことを楽しむのは当然のこと。これからは眼鏡を選ぶという時間も楽しみたい。「THE SALON by EYEVAN」なら、それが叶うのだ。

小山薫堂が選んだ1本!

EYEVAN 7285の「341」¥56,100

小山氏が選んだ眼鏡は、EYEVAN 7285の「341」。パント型とティアドロップ型の中間的なデザインで、フロントのカシメ飾りも特徴。フレーム素材は透明アセテートで、軽やかに見せる。

THE SALON by EYEVAN
住所:東京都港区南青山5-16-2 2F
TEL:03-6434-1566
営業時間:11:00〜20:00
定休日:火曜

TEXT=篠田哲生

PHOTOGRAPH=鈴木規仁

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